ご近所付き合いは、乾杯から。家のフェンスに現れる「ビール冷蔵庫」キャンペーン

「隣の家の人と最後に言葉を交わしたのはいつだろう……?」そんな風に思ったことはないだろうか。デジタル化が進み、人と人との繋がりが希薄になりつつある現代社会。コロナ禍を終えてもなお、その傾向はさらに加速しているようにも感じる。

そんななか、アメリカのビールブランド「Natural Light」が、とある画期的なプロジェクトを始動させた。

フェンス越しに乾杯
近隣関係を進化させる「The Neighborator」

「Trend Hunter」によると、同社はフェンスに設置する両開きのビール冷蔵庫The Neighborator」を発表。これは、従来は境界線とされてきたフェンスを、隣人と共有する空間に変え、コミュニティを活性化させることを目的としているという。

今回のキャンペーンでは、抽選で1名に「The Neighborator」と1年分のNatural Lightがプレゼントされる。彼らは「このキャンペーンは、隣人との現在の関係性に関わらず、人と人との繋がりを育むことの大切さを強調している」と述べている。

@naturallight / X

「The Neighborator」が切り開く
新たな可能性

近年、日本でも「シェアリングエコノミー」や「コミュニティスペース」といった言葉が一般的になりつつある。これは、従来の所有の概念を超えて、モノや空間を共有することで、より豊かで持続可能な社会を創造しようという試みだ。

「The Neighborator」も、この流れを汲むプロダクトと言えるだろう。

デジタル空間での繋がりが主流になりつつある現代において、リアルな空間での何気ない交流を促進する彼らの取り組みは、コミュニティのあり方に対する新たな視点を提示していると言えるかもしれない。

Top image: © iStock.com / searagen
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