外国人にはこう見える!?典型的な「11の日本人労働者」たち
「Japan Info」に紹介されたこの記事の妙味は、典型的な「日本人労働者を11の種族にカテゴライズ」している点。社会人が、これほど個性的な人種に分類できるは日本くらいなものだとか。外国人から見ると、私たちの働き方はこんな具合に見えているそうですよ。
01.
陽当たりいい席なのに
社内では日の目を見ない
(窓ぎわ族)
文字通り、窓際に席を陣取り“窓に向かって祈る”人々。社内で冷遇され始めると、この場所に席を移動させられるようだ。彼らに課せられた任務はほぼなく、どうでもいいようなデスクワーク中心に日々を過ごすことになる。日本のオフィスレイアウトは非常にタイト。机を合わせる格好で作業にあたるため、窓ぎわ族だけがぽつんと孤立して見えるのだろう。
これまで日本の習慣では、解雇が当たり前ではなかったため、窓ぎわ族の多くはベテラン社員だ。日当たりのいい場所に移動させられることは、すなわち会社から“三行半”を突きつけられている証拠とも言えるだろう。ただし、これも過去の習慣となりつつある。高層ビルにオフィスを構える現在の日本企業では、見晴らしのいい窓際を希望する社員も増えているようだ。
02.
ウトウトするのには
意味があった…
(居眠り族)
これは、とても日本人らしく興味深い行動のひとつ。仕事中、社員が本当に寝ているのではなく、寝た“フリ”をしているのだ。何のために?たぬき寝入りは、社員から上司への“忙しすぎるアピール”なのだ。寝たふり(うとうとしては起きる)をすることで、色場でも自宅でもハードワークしていることを演じるためのパフォーマンスと思っていい。このニセ居眠り社員たちの行動には、「見られてはいけない」の裏に「見て欲しい」が込められている。
03.
制服が外国人にはこう見える?
(ドブネズミ族)
この用語は、代わり映えしない退屈な衣装に身を包んで作業する、社員たちを揶揄する表現だ。彼らはどこにでもいて、まるで本物のラットレースのように一様に作業をこなしていく。
04.
現状維持に甘んじる
(ほどほど族)
「ほどほど」とは、現状維持やそのままを表現する用語。たとえばミーティングの場で、まだまだ煮詰めていけばいい結論が見いだせるとことを、ほどほど族は現状維持で満足させていしまう、可もなく不可もない社員。情熱の全てを仕事に傾けなくても済んでしまうため、確かにスマートな働き方ではある。だが、当然ながら仕事上重要な存在にはならず、まだできるのにそれをしない期待値の低い人々とも言えるだろう。
05.
小さな枠の内で
肩寄せあい、スパ〜ッ
(ホタル族)
生活の中で唯一、明かりを灯すのがこのタバコの火。会社内でも喫煙エリアを制限された愛煙家たちが、肩を寄せあうようにしてタバコを吸っている。
06.
デキるビジネスマンたち
(エリート集団)
企業の中でも秀でたビジネスマンがいる。彼らの活力源は、酒を飲みそして寝ること。こうして24時間365日フル回転して、あくせく働いている。彼らのバックグラウンドはエリート校。若いうちから、社会的プレッシャーの中で生き抜く術を身につけているのだろう。ただ、人生の多くを仕事に費やし、体や精神を壊すこともしばしばあるようだ。
07.
過去の栄光に
いつまでもしがみつく
(濡れ落ち葉族)
学生時代や昔の成功談など、過去の栄光にいつまでもしがみつき現実逃避をする社員を指す用語。前述のサラリーマンから転落すると、待っているのはこの“濡れ落ち葉”だ。
08.
出世のためなら
なりふり構わず
(ごますり族)
彼らを実際に目の前にすれば、誰だって否定することは難しい。身振りや言葉の裏に本音を隠して、出世のために頭を下げることができる人々。彼らには、陰で足を引っ張る人間たちとオーバーラップする部分がある。
09.
人の噂話しで一喜一憂
(ちっちゃい人間)
人間としての器や度量の小ささを比喩した用語だが、そのまま“ちっちゃい人間”と表現するようだ。噂を広めることに躍起になるようなゴシップ好きはウサギの耳にも例えられる。
10.
飼い犬に手を噛まれる!?
(裏切り者)
飼い犬に手を噛まれるとはまさにこのこと。怒りを直接的には表現しない日本人には典型的なこの性格が、企業文化の中にも深く根付いているといえよう。
11.
体制に反抗するヒッピー?
(フリーター)
「フリーランス」と「アルバイト」を掛け合わせた日本の造語。このフリーターに属する人々(特に若者が多い)は、体制的な文化に反抗するいわばヒッピー的な要素を持つ労働者だ。反面、怠け者だったり、卒業後に定職につかず(もしくはつけず)に自分のやりたいことを見つけるまでの間の、一時的なアルバイトをする人々も指す。フリーターの一部は、独立せずに両親と暮らしていることが多いようだ。
と、ここまでが記事の内容。いささか脚色しすぎだったり、誤解と思える表現からもエンタメ色が強いのは百も承知。それにしても、純粋に外国人がオフィスを覗いたら、きっとこうした人々が印象強く映るのではないでしょうか?
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