年末で大忙しのアナタヘ。心とカラダの緊張を解きほぐす「5つのコトバ」
頑張り続けていても疲れてしまうだけ。
たまにはこころとからだの緊張を解いてあげましょう。
『じっせん こころのヨーガ』から、気持ちを解放する方法を紹介します。
自分を殻に閉じ込めているのは
自分だと気づく
わたしたちは自分で勝手に殻をつくって
その中で窮屈な状態で生きています。
ときに息苦しく、自分で自分を束縛しています。
その殻をやぶって解放されるためには
自分を縛っている条件づけと既成概念をとりのぞきます。
自分はなにに縛られているのかを認識し
それらひとつずつを丁寧に結び目をほどくように
束縛による緊張をほどいていきます。
(p22「殻をやぶる」)
タバコ、アルコール、薬・・・
依存から自由になってみる
人は不安なためにいろいろな物や人に執着し依存します。
タバコ、アルコール、薬物、配偶者、子供など
集中の対象を外に求めがちです。
「こころのヨーガ」のじっせんにより
自足の意識が芽生えてくると
人生に対する不安や緊張が消え
いつもリラックスし、満足感と幸福感があります。
依存しているものがあったら
それを心理的に手放すレッスンをします。
一日それなしに過ごしてみます。
次は一週間それなしに過ごしてみます。
(p122「依存しない」)
「わたしという幻想」に
縛られない
「そんな人とは思わなかった」と言われることがあります。
「そんな人ってどんな人?」と思います。
その人が勝手につくりあげたわたしという幻想。
そしてそれは自分自身にも言えることで
わたしというイメージを壊さないように
生きているのかもしれません。
けれどそれは着替えの服と変わらない表面的なもので
本当の自分とは違うのです。
いつもわたしたちは自己葛藤にとらわれています。
「こうでなければならない」、「こうであるはずだ」
という概念、思い込みでいっぱいです。
それらは実体がないこと。
とらわれることは無駄だと気づきます。
(p132「とらわれない」)
のびをして、
こころとからだをリフレッシュ
のびをします。
「ああ〜〜、気持ちがいい〜〜。
広い宇宙に気持ちがのびていく〜〜」
と気持ちものばします。
のびをすることで、背骨を支える筋肉を強くし
姿勢と呼吸をととのえることができます。
からだは意識してのびをして、気持ちものばしますが
いわゆる「背のび」や「無理」はしません。
あるがままでいます。
自分を存在以上によく見せようとか、
人に気に入られようとか
そういう「背のび」はやめたいです。
(p138「のびをする」)
外の世界を
あるがまま受けとめる
わたしたちは自我と過去の記憶を通して
世界を認識しているので
あるがままではなく
自分勝手に世界をつくりあげてしまいます。
こころの鏡に映った世界を、ゆがめることなく
あるがまま映す、現在形でとらえる
受けとめる練習をしていきます。
こころ(世界を映す鏡)が
自我や過去の記憶で曇らないように。
(p139「あるがまま」)
『じっせん こころのヨーガ』
コンテンツ提供元:アノニマ・スタジオ
大学院で仏教学、インド哲学を学ぶ。インドのヨーガ道場やインドヨーガ大学でヨーガを学び、ヨーガ歴30年以上。東京・神奈川でヨーガを指導する。『じっせん こころのヨーガ』は読むだけでヨガ効果が得られ、普段の生活でもカンタンに実践できる「読むヨガ本」。自分の身ひとつで、静かに坐り、呼吸をととのえて、心を落ち着かせるシンプルな方法が書かれている。