イギリスのおじさんが「足跡」で描くスノーアートが美しい

足跡ひとつない雪原を踏みかためて図柄を描く「スノーアート」の第一人者。イギリス人アーティストのサイモン・ベック氏は、たったひとり10時間以上かけて、これらの幾何学模様を描いていきます。

ミステリーサークル?
雪上に現れる幾何学の芸術

雪の上に描かれたこれらのパターン。すべて一人の人間が新雪を一歩一歩踏み固めて文様を描き出したもの。スノーシューを履いてオリエンテーリング用のコンパス、巻尺と目印となるボールをもちいて、何もない真っ白な雪原に幾何学模様をつくる。

雪の上からでは、スノーアートの原形はなかなか見えてきません。でも、こうして上空から見てみると…。

足元から作品が生まれる

ちょっとラフな格好のこのおじさん、彼がスノーアートの創始者サイモン・ベックさん。もともと冬の間のエクササイズ代わりに始めたのがきっかけだそう。

「自分の心と体の勝負。まだ、体力のほうが優っているってことかな」

信じられないような広さの雪原をたった一人で、行ったり来たり。作品によっては踏破距離が数十キロに及ぶこともあるといいます。黙々と地味な作業に取り組むサイモンさん。まさに職人!

2016年2月来日
青森県の田んぼでスノーアート

じつはサイモンさん、青森県田舎館村で2016年2月6日から14日まで行なわれた「冬の田んぼアート」のメインイベンターとして来日していました。毎日新聞によると、雪の素材を素材に全体でダイヤモンド状に輝くイメージしたスノウアートを雪原に作り上げていたいたサイモンさん。ところが、9日からの大雪で埋もれてしまい、一時展示が中止となる事態に。

さすがに天候には勝てないスノーアートですが、サイモンさんから直接技術指導されていた5人の地元有志が作品の輪郭を踏みなおし、なんとか展示再開となったようですよ。

Reference:毎日新聞
Licensed material used with permission by Simon Beck
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