とある駅前に登場した「急勾配の階段」が向かう先は、なんと・・・

ロッテルダム中央駅前広場に登場した、急勾配の斜面。これからX Gamesが始まろうというのではありません。もちろん、人工ゲレンデでもなし。足場を組み上げただけの「階段」なんです、これ。

手すりにしがみつきながら、おそるおそる人々が足を進めるその先は……。

地上29メートル、180段
「復興」へ続く階段

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地上29メートル、長さ57メートル、階数180段の真っ白い階段が、一直線に伸びる先は、デパートやオフィスが入る駅前の商業複合施設「Groot Handelsgebouw」の屋上でした。

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オランダ第二の都市ロッテルダムは、近代的な高層ビルが立ち並ぶモダンな町並みで知られています。アムステルダムやユトレヒト、ハーグなどからこの地を訪れると、整備された都市ぶりに、ちょっとした違和感を抱くはず。

これは、第二次世界大戦の折、ドイツ・ナチスの空爆によりロッテルダム中心部が壊滅的打撃を受け、戦後新たな都市計画のもと今日の再開発が実施されてきた背景があるからなんです。

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空爆によって焼け野原となったロッテルダムに、復興の狼煙(のろし)が上がったのが、階段がかけられたGroot Handelsgebouwです。1953年に建設された戦後初の大型建築物であり、復興の象徴としてのランドマーク。

あれから75年目を迎えた2016年5月、ロッテルダム中央駅改修工事にも携わったデザイン事務所「MVRDV」は、このハシゴのインスタレーションを1ヶ月間限定で設置しました。

伝統と革新をつなぐ階段

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階段と反対方向に伸びる三角屋根が、約9年間の改修工事期間を経て新装された、ロッテルダム中央駅。歴史的建造物と現代的なアイコンをつなぎ合わせた階段に、観光客だけでなく多くの市民が市内を一望するGroot Handelsgebouwに登り、節目の年を祝う1ヶ月になった、とMVRDVの共同創設者のひとりWiny Massは公式サイトにコメントを添えています。

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都市の復興とネクストステップを同時に体感させるためのプロジェクトは、6月12日をもって終了。駅前から足場は撤去されています。

Licensed material used with permission by MVRDV
Photo by Ossip van Duivenbode
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