2019年、ロンドンに登場予定のボルダリング施設にゾッとする

一瞬目を疑ってしまった。周囲にある高層ビルと同じ高さまで、命綱なしでガラス張りの壁をのぼっている女性。しかも怖がっている表情などこれっぽっちも見せていない…。

これは2019年にロンドンに完成予定の大型オフィスビル「Twentytwo」内のイメージ画像。このボルダリングスペースは、62階建ての建物の25階につくられるジムに併設される。あくまでもイメージなので、実際にこうした景色になるかはわからないが、ワークアウトしながらロンドンのパノラマビューを堪能できるのは間違いないだろう。施設内で働く人は、ランチブレイクにふらっと行くこともできるようになる模様。

このTwentytwoは「人々が働きたくなる場所」を目指してデザインされた。新鮮な野菜を売るマーケットやスパ、ギャラリーなど、ただの働く場所ではなく、人が集まって交流できるハブになるイメージだ。

プロジェクトに携わっているSir Stuart Lipton氏はこのようにコメントしている。

「我々はオフィスの役割が変化しているのを目の当たりにしている。今は、ただ人を収容するための場所ではなく、仲間同士を結びつけるハブになりつつあるのだ。カフェでは人を集めて考えをシェアしたりつなぎ合わせて、より良いアイデアや戦略を導き出したりね。Twentytwoは『真の社交場』になるだろう。これはまさに、私達が未来で働く姿だろう」

日本も年々少しずつ労働改革がなされているように、海外でも「働き方」が徐々に変わりつつあるのだと感じた。海の向こうのロンドンでの労働事情が垣間見えるビル計画だ。

Licensed material used with permission by Twenty Two
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。