「絞り染め」が、知らないうちに海外で進化をとげていた。

古風でシブい、独特の雰囲気が日本でも人気の伝統工芸・絞り染め。でもこれを「21世紀版・Shibori」として、ライフスタイルにカジュアルに組み込んじゃうのが海外のトレンドなんだとか。

シドニーの専門店「Shibori」から、進化したその姿をお見せしよう。

壁紙やラグにも
大胆に

椅子の後ろのまだら模様も、不思議なパターンのブックカバーも、さらにはラグも、全部絞り染めで作ったものだ。こうしてみると日本のものとは結構テイストが違うけど、より今っぽいムードをかもし出していておおいに「アリ」な様子。

「絞り染めされた布はオーストラリアのトップデザイナーの一部にも、ファッションやインテリアの場面で使われてきました。彼らが自らの手で染めた革や売り物としての布、壁紙も世界中の展示会場で見ることができます」

と、 Shiboriの担当者。

細かなパターンを作るのが定番の日本のものとは違って、ざっくりと縛って不思議な模様を染め出すものも多いみたい。

伝統工芸だけど、こんなふうにカラフルポップなテイストにも。

「お手軽DIY」という
側面も

さらに興味深いのが、絞り染めが「お手軽DIY」としても注目されているところ。逆輸入も起こりそうな勢いだ。

さらに「Shibori」では、簡単に絞り染めができるキットの販売や、ワークショップの開催も行っているという。確かに、私が小学校のときに体験した記憶でも、多少の失敗くらいならそれなりに味が出ていた(気がする)し、初心者でも楽しみやすく、DIYには向いているのかもしれない。

暮らしに取り入れてみたい人は、オンラインショップも覗いてみて。

Licensed material used with permission by shibori
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。