群馬に行ったら、絶対に「すき焼き」なワケ
僕は、できるだけ食事は近場で済ませたいタイプで、行列に並ぶのも苦手。特定の料理を味わいにわざわざ遠征なんて、ほとんど経験なし。そんな僕の価値観を覆すほど強烈に食べてみたい料理と出会いました。
それが、「群馬県のすき焼き」。
確かに群馬は和牛で有名ですが、お肉だけだったらこんなに推すことはないでしょう。
群馬には、すき焼きに必要なこんにゃく、ネギ、しいたけなど、もはや脇役と言うのも失礼なくらいのバイプレイヤーズが勢揃いしているのです。
そんな「すき焼き」が、これ以上ないくらいのご馳走に思えてしまったのです。
海外からの評価も高い
「上州和牛」
群馬には緑豊かな上毛三山があり、利根川などの水資源も豊富なので、畜産の盛んな地域。古くからその肉質は高く評価されていて、この「上州牛(じょうしゅうぎゅう)」は、海外でも人気なのだそう。
豊かな風味が特徴で、その美味しさは「すき焼き」で存分に引き立たせられるんです。
下仁田ねぎ・しらたき
しいたけ・春菊も主役級!
群馬の名産品のなかでも、「下仁田ねぎ」は全国にその名を轟かせる逸品。
太めで、甘くトロッとした食感があり、鍋料理との相性も抜群です。いい意味で、ついネギばかり食べてしまう「すき焼き」になるかも?
群馬県のこんにゃくいもの収穫量は、全国第1位。じつに国内9割のシェアです。
新鮮な生芋から作られるこんにゃくいもは、市販のものとは比べられないほどのコシや歯切れがあり、独特の風味。味が染みこみやすいので、まさに「すき焼き」にはうってつけ。
群馬では、古くから生しいたけ栽培が盛んに行われ、生産量は全国5位。県内各地で肉厚の新鮮なしいたけを楽しむことができます。
また、原木しいたけでは生産量全国3位。濃厚で、しいたけ本来の味と香りが楽しめます。すき焼きに欠かせないアクセントになってくれるはず。
春菊のシャキシャキとした食感と、独特の風味やほのかな苦味は、まさに大人の味。冬の鍋料理にも欠かせない食材です。
県の中部から東部の、平坦地を中心に栽培が行われています。
お肉も野菜も、すべての食材が楽しめると言って過言じゃない、群馬のすき焼き。次の旅先として、ぜひ。