世界で最もコーヒーを消費する国「フィンランド」は、意外と日本と似ていた。

つい先月、フィンランドへ行ってきました。毎年「世界で最もコーヒーを消費する国」としてランキングのトップに名を連ねる北欧のコーヒー大国です。

「北欧」はノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの4ヶ国を指すことが多いのですが、もちろんそれぞれの国には個性があります。とくに今回私が訪れたフィンランドは、他の3ヶ国と民族も言語族も違っています。隣同士なのに、面白いですよね。

意外と似てる?
日本人とフィンランド人

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実は今回のフィンランド旅行で、コーヒー文化という面でいうと、意外と日本と似ているかも…と思ったことがありました。

ちなみに、フィンランド人と日本人は似ている、と言われるのをご存知でしょうか。シャイだけど礼儀正しく親切。そんな風に言われているのです。『マティは今日も憂鬱』という「フィンランド人あるある」のイラスト本があるんですが、日本人の私がそれを読んでも、わかるわかる! と共感することが多いです。

そのせいか、旅行中にフィンランド人と話すとき、言葉も見た目も全然違うのに、妙な居心地の良さを感じました。

さて、話を元に戻して「似ているコーヒー文化」についてですが、例えば、コーヒーカップを持って飲みながら歩いている人がそんなに見当たらないことです。

私の住んでいたアメリカのシアトルでは、コーヒー片手に歩いている人ばかりです。朝なんかとくに、コーヒーを持っていない人のほうが少ないんじゃないか、というくらいです。コーヒーを注文すると必ず「For here or to go?(お店で飲みますか? テイクアウトですか?)」と聞かれます。聞かれない場合は、紙コップで渡されることがほとんどです。

アメリカとは対照的に、日本ではコーヒー片手に道を歩いている人はそんなにいないですよね。コーヒーは店内に座って飲む、という人のほうが多いんじゃないでしょうか。フィンランドも同じ傾向がありました。もしかしたら、夏と冬で違うのかもしれませんが…。

コーヒーショップは
コミュニケーションの場所

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そしてコーヒーショップをのぞいてみると、パソコンを開いてオフィス代わりにしている人が少ない、ということに気づきました。アメリカでコーヒーショップへ行くとパソコンを開いている人ばかり。私もアメリカでは毎日パソコンを持ってコーヒーショップへ仕事をしに行く、という習慣がありました。

日本でも、パソコンで仕事をしている人ってまだあまりいなくて、コーヒーを楽しみながらおしゃべりしている人のほうが多いですよね。フィンランドでも日本と同じようにコーヒーショップはコミュニケーションの場になっていました。みんな、昼夜問わず楽しそうにおしゃべりしているんです。

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法律で決められている
「コーヒー休憩」

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遠く離れたフィンランドという言葉も文化も違う国なのに、なんとなく日本に似ているところが多くて親近感が湧いてきました。でもひとつ、フィンランドには日本にはないすごくいい「コーヒー習慣」があるんです。フィンランドでは「Kahvitauko」という言葉があります。直訳すると「コーヒー休憩」という意味で、仕事の合間の休憩時間のことを言います。しかも労働条件として、ちゃんとこのコーヒー休憩を取るように法律で決められているんだそうです。

もちろん、休憩を取ることで生産性や集中力を向上する狙いもあるでしょうが、職場の仲間とコーヒーを飲むことで、直接仕事とは関係ないコミュニケーションも増えて、より仲間のことを知るきっかけになったりもするのでしょう。

フィンランドでは、コーヒーとコミュニケーションは切っても切れない関係。とくに「Kahvitauk」は、忙しく働く日本の企業にもぜひ導入してほしいコーヒー文化ですね。

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