ちょっと意外…。ブラジルでコーヒーを頼むと出てくるものとは?

実は私、つい先日地球の裏側にあるコーヒー大国ブラジルへ行って来ました。そう、コーヒー生産国世界ナンバー1の国です。世界で出回っている3分の1はブラジルのコーヒーだと言われています。

今回、どうしてそんな地球の裏側まで行くことになったのかというと、ブラジルの有名なバリスタさんが、日本から来た私をコーヒー農園へ連れて行ってくれて、ブラジルのコーヒー産業がどう変わってきているのかを見せてくれる、というテレビ番組の撮影でした。

私は特にアメリカのコーヒー文化に慣れているので、ブラジルのコーヒー文化はとても新鮮で、たった12日間の滞在でしたが、この国には驚きがいっぱいでした。

「コーヒーが出てこない」と
気づいたのは3日目でした

ブラジルのレストランやカフェでコーヒーを注文すると「コーヒー」が出てこない、と確信を持ったのは3日目のことでした。

最初のレストランで食後に「コーヒー飲みたい?」と聞かれて頼むと出てきたのはエスプレッソ。

「聞き間違えたのかな?まぁいいや」

とエスプレッソをクイっと飲み干しました。次に行ったカフェではコーヒーがなくて、出て来たのはエスプレッソ。ここら辺ではまだ、ブラジル人はエスプレッソが好きなんだなぁ、くらいに思っていました。

2日間ひたすらエスプレッソが出てきたので、そろそろドリップコーヒーが飲みたくなりスターバックスへ。すると、メニューにドリップコーヒーがないじゃないですか。日本の感覚だと、コーヒーといえばドリップを思い浮かべますが、この国ではコーヒーは必ずしもドリップではなくて、エスプレッソが出てくることが多いみたいです。もちろん家庭ではエスプレッソマシーンがあるところは少ないのでドリップコーヒーを飲むそうですが、カフェやレストランではエスプレッソが出てくる確率がかなり高め!

ブラジルのみなさんは、小さなカップで出てくるエスプレッソにお砂糖を入れてクイっと飲みます。ブラジルはエスプレッソ文化なんですね。

イエロー・バーボンって
なんぞや?

最初に撮影で訪れた農園には「イエロー・バーボン」もあるんだよ、と紹介され

「バーボン?お酒?コーヒー農園でお酒も蒸留してるってこと?」

と不思議に思いました。

英語で話していたからまったくピンと来なかったんですが、彼らの言う「イエロー・バーボン」はコーヒーの品種の「ブルボン種」のことだったんです。お酒だと思って話を続けていた自分を巻き戻したい気持ちでいっぱいになりました。

普通、完熟したコーヒーの実というのは綺麗な赤色なんですが、イエロー・ブルボンは名前の通り黄色。私も見たことがありませんでした。まろやかで甘みが凝縮された味が特徴です。

そのイエロー・ブルボンの木が見えなくなるほど遠くまで植えられているのを農園のオーナーが指して「これ、ぜーーーんぶ日本の人が買うんだよ」と教えてくれました。お酒のバーボンと勘違いしてたレベルから、まさか私たちが普段飲んでいるコーヒーが結構な割合でこのイエロー・バーボン種だったという目の覚め方。

日本のためにこんなにコーヒーの木を育ててくれてるの!?とびっくりして、思わず「ありがとうございます。」と言ってしまったのも無理ありません。

自分が飲んでいるコーヒーは
どこから来たのか

続けてオーナーは

「日本人は値切ったりせずに、品質に見合ったお金を惜しみなくしっかり払ってくれるから、ますます頑張って育てて取引したくなるんだよ」

と話してくれました。こんな地球の裏側でもちゃんと心のあるビジネスを日本人がしていてくれること、その心に答えようとより良いコーヒーの生産を常に目指しているブラジル人。なんだか涙が出ちゃいました。

これからは自分が飲んでいるのがどこの農園のどんな品種なのか、気にせずにはいられません。自分が飲んでいるコーヒーが、どこからどうやってカップまで来たのか知りたいという気持ちこそが、サードウェーブなんだなとも思いました。

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