アメリカが生んだ、オクラが主役の煮込み料理。

シチューもカレーも、日本ではもう言わずと知れた定番メニューですが、世界30か国で料理の修行をしてきた本山尚義さんが教えてくれるのは、「シチューでもカレーでもない」アメリカ生まれの煮込み料理。

これもゴハンにかけて食べるスタイルなのですが、ジャンキーなイメージからは想像もつかないヘルシーな一品。著書『全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ』(ライツ社)よりご紹介します。

アメリカなのにオクラ料理?

アメリカの料理といえばハンバーガーやステーキのイメージがありませんか?しかし、この料理にはオクラが入っています。日本でもおなじみの食材ですが、実はアフリカが原産。

その昔、大航海時代にヨーロッパの国々がアフリカを侵略しました。そして、たくさんの黒人たちを奴隷としてアメリカに連れていきました。とても悲しい歴史なんですが、オクラがアフリカから渡ったものだと聞いた時、ハッと思ったんです。奴隷たちを乗せてアメリカを目指した船に、オクラの種も乗っていたんじゃないかと。

それから調べてみると、やはりオクラが伝わったのはその時代なんです。使っているスパイスやハーブも、実はヨーロッパやインドのものが混ざっていて、当時の貿易のルートがこの一皿に凝縮されているんです。

たった1つの煮込み料理の裏側に、こんな壮大な話が隠れていたなんてすごいと思いませんか。この料理は私が料理を通して歴史や文化を知ってもらいたいと思ったきっかけでもあるんです。

鶏肉とオクラの
とろとろスパイシー煮込み
「ガンボ」

<材料:2人分>

サラダ油:大さじ1
鶏もも肉:100g
薄力粉:大さじ1

A ____________________________
オクラ:200g(輪切り)
玉ねぎ:1/2個(粗みじん切り)
にんにく(おろし):大さじ1
B____________________________
カットトマト:2/1缶
水:1カップ(200cc)

C____________________________
オレガノ:小さじ2/1
カイエンペッパー:小さじ2/1
タイム:小さじ1/2
パプリカ::大さじ1
塩:大さじ1/2
こしょう:小さじ2/1

 

<作り方>

1.鍋に油を熱し、中火でAをしんなりするまで炒める。鶏肉を加え、色が変わるまで炒める。薄力粉を加え、3分ほど混ぜながら炒める。
2.Bを加え、弱火で10分煮込む。
3.Cを加え、さらに弱火で20分煮込んだら出来上がり。

ほかの国の料理はこちら

全世界196カ国の料理が載ったレシピ本。見たこともないような料理も登場しますが、スーパーで売っている材料だけで作れます。
書籍『全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ』(ライツ社)は、著者自信が、現地で料理修行をしたからこそわかる各国の食文化と一緒に、家庭で気軽に作れるレシ...
『全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ』(ライツ社)では、著者の本山尚義さんが、直接現地の人に教えてもらったからこそわかる料理を、家庭でもかんたんに作...
他の国の食べ物の文化も受け入れて食べてみる。そこから始まる楽しさを『全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ』(ライツ社)の著者、本山尚義さんが教えてくれ...
人気ゲーム「フォートナイト」が「赤十字国際委員会(ICRC)」と異色コラボした新ゲームモード「ライフラン」は、ゲームを通して、地雷撤去や救援物資の支給、イ...