場の空気を一変させるワイン、いい意味で

インパクトのある果実感。このワインの特徴なんですけど、熟したイチゴとか感じさせるフルーティな香り。
トーストしたバケットとかにもよく合う、薄味のジャムのような感覚の味わい。
酸っぱいのでは? と思われそうな値段ですけど、きめ細かい滑らかな口あたりも印象的。

あ、その肝心のお値段ですが、1,500円もしません。お気軽なお値段です。
その名も「ボデガス・アントニオ・カンデラ パニックボタン」。

はい、パニックボタン です。

「絶対ダメだよ、押すなよ」って言われても必ず押しちゃうような輩の心をくすぐるエチケットデザインも秀逸。

裏ラベルの説明には、こう書いてありました。

「退屈なキャンプ、魚のかからない釣り。そんな緊急事態に遭遇したらこのワイン。ひとたびボタンを押すと(キャップを開けると)モナストレルとメルロのフルーティーな香りが雰囲気を一変させることでしょう。」

なるほど、このボタンを押すといい意味でパニックが起こるってわけですね。
確かにスクリューキャップですし、コスト感からもいつでも気軽に開けてしまえますし。

ちなみに、このワインの生産国はスペイン。
え? 新世界ワインの記事で、微妙な扱いの国のワインを紹介してる理由……。
あ、こんなときこそ「ポチッ」とな。
はい、固いこと言わずに、飲んじゃいましょう! けっこう美味いしね!

と、これくらい場の空気をチェンジさせたいときに使ってもらいたい、インパクトあるワインです。

©2018 TABI LABO

ボデガス・アントニオ・カンデラ パニックボタン

■産地:スペイン/ムルシア
■ぶどう:モナストレル、メルロー
■色:赤
■味わい・風味:ミディアムボディ
■実勢価格:750ml  1,382 円~

Top image: © 2018 TABI LABO
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