安易に紹介したら、このワインは裏切ってきた

ワイン好きが高じてこの記事を書いてますけど、よく聞かれるのが「安くて美味しいワインないの?」っていう安易な悪魔の言葉。

えらいプレッシャーなんですよ。そりゃ旨いワインって数えたらキリはないし、飲むほうの好みや感覚。それに情報も味わいだったりするのがワインなんですよ!
……この“情報も味わい”って部分は、近々解説しましょう。

さて、話を戻しまして。今度は友人に「ちょっと高くてもいいから美味しいワインを」と難題を聞かれることに。
そこで、先日見つけたチリのワイン「コラゾン・デル・インディオ ヴィニャ・マーティ」をオススメいたしました。

値段は2,000円台前半で買えます。1,000円台で買えるチリワインにしては高いと思われるかも。
でも、チリ特有の香りのよさばかりじゃなく、味わいも深く柔らかい。
素直にこれは美味しいと思えたので紹介したわけです。

すると、目の前で飲んだ友人は驚いたように怪訝な顔をします。
あれ、口に合わなかったかな? と思ったら
「すっごい美味しいけど、こんな高級ワインじゃなくていいから」とのコメント。
どうやらワインに馴染みない方でも、その上品なクオリティにプレミアムワインと勘違いしたようです。
実値を伝えたら、2度目の驚きをしてました。

こんなエピソードをご紹介できるのも、このワインの醸造家がプレミアムな人物だからかも。
業界ではトップ・オブ・トップなシャトー・ムートン・ロートシルトやオーパスワンなどのプレミアムワインのプロジェクトを成功に導いてきた凄腕が、この「コラゾン・デル・インディオ ヴィニャ・マーティ」の醸造家。
そんな方が造るデイリーワインだから、まるで高級ボルドーとも感じられる味わいなのでしょう。

エチケットもセンスが良くお洒落で高級感あり。
「安いだけが取り柄」とコスパ先行型なイメージをもたれてるチリワインですが、もともと十分に美味しいし、ちょっと高いもの選ぶだけでも味わいはプレミアムクラス

チリワインの先入観と、味わいにコスパ。どれもがこの1本によって驚かされるはず。
かく言う自分も、そこまで喜ばれるとはいい意味で裏切られました。

©2018 TABI LABO

コラゾン・デル・インディオ ヴィニャ・マーティ

■産地:チリ
■ぶどう:カベルネソーヴィニョン、シラー、カルメネール
■色:赤
■味わい・風味:フルボディ
■実勢価格:750ml 2018円~

Top image: © 2018 TABI LABO
「新世界ワイン」まとめ

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