青い海や白いビーチじゃない。もうひとつの「沖縄」へ

“日本まるごと家族で遊ぼう” をコンセプトに、日本全国でオリジナリティ溢れる家族旅行を提案してきた「ASOBO JAPAN」。11回目となる今回の行き先は、日本屈指の南国リゾート、沖縄です!

沖縄といえば美しい海を思い浮かべるかもしれませんが、豊かな生態系を育むマングローブや、何万年もの歳月をかけて形成された鍾乳洞など、他にも自然の神秘を体感できる場所がたくさんあります。

そんな沖縄を舞台に「秘境の洞窟で、宝探し。」というテーマの旅が開催。参加したのは、ASOBO JAPAN史上最多となる17万通の応募から選ばれた5組の家族。各地で集めたスタンプをすべてそろえると “ある場所の絵” が完成して宝箱が手に入る、という冒険心をくすぐる旅のスタートです。

鍾乳洞のカフェで
初日から「沖縄料理」に舌鼓

5組の家族が最初に向かったのは、南城市にある「ガンガラーの谷」。ここは、数十万年前まで鍾乳洞だった場所が崩れて形成された、亜熱帯の森です。

敷地内の洞窟からは、約1万8000年前に生きていたとされる港川人(みなとがわじん)の骨が見つかっていて、古代より人間と自然が共存していた場所だと考えられています。

日が暮れて、参加者にランタンが配られると、大人も子どもも気分はすっかり探検家。さっそく、森の中へと進んでいきます。

しばらく歩いていくと、目の前に現れたのは “森の賢者” とも呼ばれる大主(ウフシュ)ガジュマル。推定樹齢150年という巨木は威厳に満ち溢れ、見る者を圧倒します。

崖から垂れ下がるようにして長い根を伸ばしている「大主ガジュマル」は、高さ約20m。その雄大な姿を写真に収めようと、参加者たちは様々なアングルから撮影。

今回のツアー参加者には、キャノンのミラーレス一眼レフカメラ「EOS Kiss M」が貸し出されていて、使い方を習ったばかりの子ども達も積極的にシャッターを切ります。

一眼レフでありながらスマホのようにタッチパネルでシャッターを切ることができ、軽くてコンパクトなので、子どもでも簡単に撮影できるのが嬉しい。

大きな木の上に作られた秘密基地のような「ツリーテラス」や、琉球王朝時代から生命の誕生を祈る場として信仰されてきた「イキガ洞・イナグ洞」などを見学。

そして最後にやってきたのが、巨大な鍾乳洞のなかに作られたカフェ。

洞窟の天井に数え切れないほどの鍾乳石が垂れ下がっていて「うわぁ、何コレー!」「原始人の家みたい」と、みんな大興奮。なんとここが、初日の夕食会場になります。

用意されたのは、豚のバックリブや骨つきソーセージといった、古代人の食事を彷彿とさせるワイルドなメニューと、ゴーヤチャンプルやラフテー、ジーマミー豆腐など、沖縄の郷土料理の数々。

「沖縄で食べたかったものが全部あって、初日から大満足です」と、東京から参加した原田さんファミリー。とてもバラエティ豊かな夕食になりました。

食事の途中には、沖縄の伝統舞踊であるエイサーや、全身が毛で覆われた姿が特徴の沖縄獅子舞が披露されるなど、初日から盛りだくさんの内容に。1つめのスタンプもゲットして、冒険気分も盛り上がってきました。

カヤックの上から学ぶ
マングローブの生態に興味津々

2日目は、南城市から北へ100kmほど移動し「東村ふれあいヒルギ公園」へ。国の天然記念物に指定されている「慶佐次湾のヒルギ林」を、水上と陸上から見学するアクティビティです。

最初に体験するのは、2人乗りのカヤック。昨日はランタンを持って洞窟を探検しましたが、今日は全員がライフジャケットを着用して水上の冒険です。

ガイドさんからカヤックの乗り込み方や漕ぎ方を教えてもらって、いざ出発!

最初は不安そうな表情を浮かべていた子ども達も、パドルを手にすると、みるみるうちに好奇心に満ち溢れた表情に。

カヤックは初めてというご家族も、親子で息を合わせて漕いでいるうちにグングン上達。前に進むだけでなく、右へ左へと自由自在に進路をコントロールして、気持ち良さそうに水上散歩を満喫していました。

水上からマングローブを見学したあとは、ガイドさんと共に「ヒルギ林」の中へ。マングローブ=水の中に根を下ろしている木、と思うかもしれませんが、じつはマングローブという単体の木はありません。

マングローブは、海水と真水が混じり合う汽水域に生える樹木で作られた、林や森のこと。慶佐次湾では、ヒルギという木が群生している場所を指しています。

慶佐次湾のマングローブは沖縄本島で最も広く、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギの3種類が生息。

ヒルギは種子の先端が尖っていて、落下するだけでもドロ状の地面に刺さりやすくなっていることや、塩分を体外に排出するために古い葉に塩分を集めて枝から落とすといった特徴を聞いて、みんな興味津々。

「ただ見て歩くだけではわからないような植物の特性を知ることができるのは、ガイドツアーならではの魅力ですね」と話してくれたのは、小学校6年生のお子さんと一緒に参加していた寺門さんファミリーのママ。

こうやってたくさんの学びが得られるのも「ASOBO JAPAN」の魅力のひとつです。

一行は再び、南城市へ。往復約200kmのドライブを安全かつ快適にサポートしてくれたのが「日産 セレナ e-POWER」。

プロパイロット機能は、車自体がアクセルやブレーキ、ステアリング操作をサポートしてくれるので、前を走る車の位置や白線をモニターすることで、車間距離や中央走行をキープしてくれます。

「ブレーキやアクセルを気にしなくていいので、高速道路の運転がとても楽でした」と、北村さんファミリーのパパ。

空腹を満たす
南城の「おいしい」が詰まったお弁当

朝からたくさん体を動かした家族を待っていたのは、南城市農漁村生活研究会の方々が作ってくれたお弁当!

南城市沖で獲れた新鮮な魚や、郷土料理であるイモの揚げ物、美らイチゴまで、地元の人たちの手間ひまが感じられるお弁当に、みんな大喜び。

食後には、沖縄で古くから食べられている「ムーチー」というお菓子作りに挑戦。

餅粉や砂糖に水を加えてこね、月桃(げっとう)の葉に包んで蒸し上げる餅菓子で、沖縄では子どもの健康祈願や無病息災を願って食べる風習があるそうです。

ヘッドライトをつけて
いざ、洞窟探検へ

2日目の最後を締めくくるのは、沖縄県最大の鍾乳洞として知られる玉泉洞(ぎょくせんどう)でのケイビング。

玉泉洞は一部が観光用に整備されていますが、今回は普段公開されていない鍾乳洞の深部まで進んでいきます。照明や遊歩道も整備されていない場所なので、各自がヘルメットとヘッドライトを装着して、いざ。

鍾乳洞の奥は湿度が高く、這うようにして進まなければならない箇所や、腰のあたりまで水位がある場所もあります。そんな中をヘッドライトの光を頼りに進んでいくという非日常に、参加家族からは「映画みたい!」「別の星に来たみたい」といった声も。

鍾乳洞の中腹では、全員がヘッドライトを消して、真っ暗闇の中で耳を済ませてみることに。地上の光が届かない地中では、暗闇に目が慣れることはなく、鼻先に掲げた手すら見えません。天井から「ポタン、ポタン」と、水滴が落ちる音だけが響きます。

ガイドさんによれば、石灰分を多く含む水が大量に流れる玉泉洞は、他の鍾乳洞に比べて鍾乳石の成長が早いそうですが、それでも1mm伸びるためには3年もの時間を要するとか。

そうして何万年もかけて人知れず形成されてきたことを考えると、一つひとつの鍾乳石にも壮大な物語があることがわかります。

ここで、最後のスタンプをゲット。果たして “この場所” とは?

絶景の「知念岬公園」で
宝箱をオープン!

「これぞ沖縄!」という晴天に恵まれた最終日。旅のゴール地点は「知念岬公園」です。

目に飛び込んできたのは、赤瓦の建物と真っ青な海。この知念岬公園こそが、冒険で集めたスタンプの絵が示していた場所だったのです。

見事に辿り着いた5組の家族には、大きな宝箱と鍵をプレゼント。中には南城市の特産品がギッシリ。

子どもたちは、南城市のゆるキャラ「なんじぃ」のぬいぐるみやお菓子にも大はしゃぎでした。パパやママは、沖縄の天然塩や泡盛に夢中(笑)。

「沖縄は何度か来たことがあったんですけど、いつもはホテルでのんびり過ごすことが多くて、今回のようにアクティブに遊ぶのは初めての体験でした。子どもたちがとても楽しそうだったので、今度から家族旅行はアクティブに計画したいです!」と、滋賀県から参加した藤原さんファミリー。

涌井さんファミリーも「きっと家族旅行だったら、洞窟探索やカヤックの経験はできなかったので、すごく楽しかったです。ご飯も本当に美味しくて、最高の思い出になりました」と振り返ってくれました。

今回も、沖縄らしいスペシャルな体験の連続になった「ASOBO JAPAN」。次回の舞台はどこに!?

「ASOBO JAPAN」プロジェクト協力一覧

南城市ガンガラーの谷

Top image: © 2019 TABI LABO
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