鎌倉のコーヒーショップとTAYLOR STITCHのコラボエプロン

味、サービス、雰囲気、客層……お店の価値をそれだけで決めてもらっちゃ困る。街は百花繚乱、目を奪われるエプロンだらけ。わざわざ店まで足を運ぶ価値はここにだってある。

というわけで、働く人たちのアガるエプロンをじっくり拝見。ついでに教えて!そのエプロンどこのですか?

©YUJI IMAI

VERVE COFFEE ROASTERS
米西海岸と鎌倉をつなぐエプロン

米西海岸サンタクルーズで創業したVERVE COFFEE ROASTERS。新宿、表参道にもショップはあるが、足を伸ばして鎌倉・雪ノ下店というのもいい。散策の小休止、ドリップしたてのコーヒーと、開放的な空間と、ロング丈の濃紺エプロンが迎えてくれる。

シュッと膝下までのデニム地。真っ先に目が行くのは、胸元にかけて大きく配した白のロゴ。店名の下にもうひとつの店名TAYLOR STITCHが並ぶ。サンフランシスコ発のシャツブランドで、国内唯一のアンテナショップが鎌倉・七里ヶ浜にある。

「海と山に囲まれ、サーフィンに山登りに楽しめる鎌倉がサンタクルーズを彷彿させると鎌倉出店を考えていたとき、TAYLOR STITCHよりお声をかけていただいたそうです」。

とは、マネージャー吉澤祐介さん。サンフランシスコにも展開するVERVEとロケーション的にもリンクする。もともと創業者同士に親交があったそうだが、コーヒーとファッション、カリフォルニアのストリートカルチャーとのつながりも強い。コラボが実現するまでに時間はかからなかった。

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肩肘張らない“自然体”を
エプロンで表現

鎌倉店のオープン当初、スタッフたちはサンタクルーズ(本店)から支給されたエプロンを着用していた。ところがどうにも丈が短い。膝丈上で長身のスタッフだとつんつるてんになってしまい、評判はイマイチだったという。

「気候のいいサンタクルーズでは、半ズボンでお店に立つスタッフが多いみたいなんです。そこで丈を短めにしてつくったんじゃないかな。日本ではなかなかサービス業で短パンってわけにもいきませんからね。それで丈を若干長くとってもらいました」。

デニムトーンこそ本家の踏襲だが、素材も、紐も、丈の長さも、日本人の体格に合わせてつくりかえたおかげで、着心地もスタッフの評判も格段に良くなった。ちなみに、現在国内3店舗で使用されている。

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ピンや缶バッジで個性を発揮。

モデルを買って出てくれたのはバリスタ長谷川カンナさん。店名が入ったオリジナルTシャツで店に立つスタッフもいるなか、私服にエプロンが彼女の定番。

「もう1年半くらい使っていますが、少しずつ色落ちしてきました。よく擦れるところはウォッシュをかけたみたいで、デニムジーンズのように楽しんでいます」。

仕立ての良さは折紙付だが、敷居の高さを感じさせないちょうどいい抜け感もある。そこが抜群にカッコイイ。

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TAYLOR STITCH
サンフランシスコ発の上質なカスタムメイドオーダーシャツからスタートしたブランド。西海岸のライフスタイルを落とし込んだアイテムが人気。

取材協力:VERVE COFFEE ROASTERS

Top image: © YUJI IMAI
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。