ミレニアルズにこそ読んでほしい
40代のカレー:不惑のミニマル編

29歳の時、生きるための夢とか
目標を持つのをやめた

©2019 YOSHIHIRO MIYANOKAWA

では、さっそくいただきます。おっ! スパイスの香りがシャープに伝わってくるけど、あと味がすっとキレイに引いていく感じがいいですね。鶏肉の美味しさとカレーが、いい感じに交じり合いすぎてないというか。いつまでも食べ続けられそうな美味しさ。

うん。やっぱり “美味しすぎない” というのがいい。多くのスパイスを使うのはもちろん美味しいけど、ちょっと美味しすぎると感じる時もある。これはそれぞれのスパイスの香りがはっきりとしてて、たまねぎの感じも際立ってていいな。

さきほど20代から40代の心境の変化をお聞きしました。TABI LABOには若いユーザーが多いんですが、20代ぐらいはどんな気持ちで活動をしていたんですか?

29歳ぐらいの時は「東京カリ~番長」として、ライブクッキングとかの知名度が出てきたので、雑誌の取材とかイベントの参加とか本の出版とかいろいろあって、とにかく好きだから夢中でやっていたんですよ。

でも、そのあたりで周りから「水野さん、夢を叶えられて良かったですね」みたいなことをよく言われたんだけど、自分としてはカレーで身を立てていこうみたいな気持ちが全然なくて、完全なる趣味だったんで「なんか違うかな」という感じだった。

それでよく考えたら、自分って18歳の時からなんにもやりたいことが無いと悩んでたなと。なんとなく会社員とかやってたけど、29歳になっても全然なりたいものって無いなと気づいちゃって。カレーも会社員も、楽しいだけでやってるっていう雰囲気でしたね。

そうすると、今後10年後も変わってないだろうから、その時、やりたいことを探すっていうことを諦めたんですよね。生きるのに夢とか目標を持つのをやめたってことです。

40歳でカレーの全容を突き止めたい
というのが自分の生きる意味かなと感じた

©2019 YOSHIHIRO MIYANOKAWA

29歳で生きるのに夢とか目標を持つのをやめたっていうのはなかなか刺激的な答えですね。

とはいえ40歳になると、生きる意味に悩みもありました。普通は夢や目標が生きる意味になるんでしょうから困ったなと。ただその時、カレーの全容を突き止めたいというのが自分の生きる意味かなと感じた。自分はカレーを突き止めて死ぬんだろうなと。

他の人から見ると「それが夢なのでは?」と思うかもしれないけど、ただ自分はこれが夢だとは思えない。ただカレーの全部が知りたいってだけで。

そんな時、ロンドンに行って日本のカレーのルーツを突き止めたいなと。その結果が『幻の黒船カレーを追え』という本になった。よく本の企画でロンドンに行ったと思われるけど、行くと決めた時には本の予定なんて全くなくて、純粋に日本のカレーってどこから来たのか知りたいなと思ったんですよ。

そんな感じで、悩みは吹っ切れたのかな。

先ほど夢ではないとおっしゃいましたが、使命感的なものでもないんですか?

そう、使命感って世の中のためになるとか誰かを幸せにするとかそういうことでしょ。自分は自分のためにカレーと向き合っているので、あまり人の役に立とうとはしてないのかも。使命感はないし、影響力を持ちたいわけでもない。「好きなことに打ち込んでいるだけ」と思ってる。

でも、その過程で誰かがたまたまウィンドウショッピング的に興味を持って立ち寄ってくれ、喜んでくれるなら、それだけでやってよかったとは思うし、生きる意味としてはそれで充分かなと。

人は使命を持たねばならんと思ってるけど、そうじゃない人生もあり。っていうことですよね?

少なくとも僕は水野さんと絡んで幸せですけどね(笑)。夢でも使命感じゃない、という水野さんならではの生き方についてお聞きしたところで、もう1つの「テクニックを駆使したチキンカレー」にいってみましょう。

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