世界の消費者の4割「価格と味が同じなら、植物由来の代替肉を選ぶ」と回答
日本で暮らしていても、代替肉への消費者の関心の高まりを感じる今日この頃。だが、どうやら世界はもっともっと、ソレを求めているらしい。
米コンサルタント会社「GlobeScan」の調査によると、世界の消費者の40%が価格と味が同じであれば、植物性代替肉を選ぶと答えたようだ。……10人に4人!?
調査対象27か国はもちろん、食文化として動物の肉を食べる国々。なかでも、アルゼンチン、ブラジル、中国、インド、メキシコ、タイ、ベトナムなどは豊富な肉料理があり、肉の消費量も多い7か国。にも関わらず、半数以上の消費者が本物の肉よりも代替肉を選ぶと回答している。
代替肉市場は年率9%の成長をみせ、このままいくと2025年には384億ドル(約4兆2000億円)規模にまで伸びると予測されている。
より健康的な食生活を、より環境に負荷をかけない食事を。フードテックにかける消費者の期待の大きさを反映する今回の調査結果も、味とのトレードオフでは本末転倒。と思うのは日本人だから? もちろん、価格も。
ただ、これとて日進月歩。気がつけば、ミートレス時代の足音がすぐそこまでやってきている。
Reference: Giving Up Meat = Healthy Living = Healthy Planet. Are We at a Dietary Inflection Point?, Insight of the Week: Significant Opportunities for Plant-Based Alternatives to Real Meat, Especially in Asia and Latin America
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