「生ゴミ」からできたビール
日本各地でさまざまなクラフトビールが誕生する昨今。時代の反映よろしく、SDGsな試みから生まれる一杯も数々登場している。
そのひとつとして、今月新たに登場したのは、原料のおおもとがTOKYO TORCH常盤橋タワー内から出る“生ごみ”という、ひと聞きでは戸惑うようなクラフトビールだ。
ゼロ・ウェイスト活動を
自分ゴト化するビール
2024年5月7日から発売されたのは、「TOWN CRAFT -まちの未来を考えるビール- / GOLDEN RICE ALE」。
日本ではじめてゼロ・ウェイスト宣言を行った徳島県上勝町に拠点を構え、“サステナブルブルワリー(ごみの出ないブルワリー)”を目指す「RISE & WIN Brewing Co.」と「三菱地所社」がタッグを組んで実現したコラボレーションビール。
原材料に、TOKYO TORCH常盤橋タワー内から出る生ごみを施設内でコンポスト化。作られた液肥を用いて栽培した「reRise米」を活用して製造され、気軽にビールを楽しみながら、より多くの人たちにゼロ・ウェイスト活動を体験し、“自分ゴト化”して欲しいという願いも込められている。
そこには、「RISE & WIN Brewing Co.」が掲げるコンセプト「JUST DRINK KAMIKATZ BEER(=美味しいビールを飲むだけで、環境にちょっと良いコトに繋がっている)」に込められた想いが反映されているそうだ。
食中酒としてもピッタリ
味わいは、スッキリした喉ごしのライトなゴールデンライスエールになっており、ホップの爽やかな香りとほのかに香る米の風味が食欲を引き立て、どんな食事にも合い、場所を選ばず楽しめるはず。
食中酒にもピッタリで、 白和えや春菊のサラダ、イカやカツオの刺身などの繊細な料理でもお互いを引き立てる。 また、ビールに優しい柑橘のような香りもあるため、アクセントに柑橘を使った料理にもマッチ。
こんなおいしいビールを日々の食事とともに飲むことで、都市生活の循環の一助になるのかもしれない。東京の真ん中から、そんな“イマドキの一杯”が誕生したといえそうだ。
『TOWN CRAFT -まちの未来を考えるビール- / GOLDEN RICE ALE』
【参考価格】825円(税込)
【内容量】330ml/本
【スタイル】Rice Blonde Ale
【ABV(アルコール度数)】5%
【販売場所】
・RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store(上勝店)
・RISE & WIN Brewing Co. KAMIKATZ TAPROOM(東京店)
・KAMIKATZ ONLINE STORE
・TOKYO TORCH内の一部店舗にて販売予定