「巨大なボール」を転がしながら、アメリカを渡り歩く男性。その理由は・・・

今、アメリカで巨大な睾丸を模したボールを転がしアメリカを歩いて旅を続ける男性がいるようだ。海外メディアA+の記事「Man Raises Testicular Cancer Awareness By Pushing A Giant Testicle Across The U.S. 」 によれば彼の行動には確かな理由があるようだ。Twitterの写真などいくつかピックアップし紹介する。


 

 

 

Thomas Cantleyさんは31歳で、精巣ガンを患った。ガンはすでにリンパ節に転移し、ステージ3の状態だった。ステージ3のガンは5年後の生存率がおよそ3割と言われている。現在4年に渡り治療を行っている彼は、いかに早期治療が大切なのかを理解している。

現在、早期発見による精巣ガンの治癒率は99%にものぼる。誰にも手遅れな状態になってほしくないという想いから、もっと精巣ガンの認知度と、早期発見で完治できるという事実を多くの人に知ってもらうため、今回のBall Push Projectを開始した。

 

 

 


カナダでも同様の旅をした経験のある彼は、もっと色々なところに行かなければという使命感にかられた。様々なサポートの上、彼の旅は成り立っているようだが、お金だけは一切受け取らない。

「Be Ballsy(威勢良くあれ)」という言葉を掲げ旅を続ける彼の姿勢に勇気づけられる人は、世界中に多く存在するはずだ。

精巣ガンの発症は15歳から35歳の男性に最も多い。彼の行動は少し奇抜ではあるが、多くの人々のガンの早期発見に繋がるであろう尊敬すべき行動ではないだろうか。

Reference:Man Raises Testicular Cancer Awareness By Pushing A Giant Testicle Across The U.S. on A+,BE BALLSY.

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。