おやすみ前に一杯。「黄金色」のミルク
知ってますか?寝る前に飲みたい快眠ドリンク「ゴールデンミルク」。
"ゴールデン"と言われる理由は、ターメリック(ウコン)が入っているからなのですが、非常に栄養価が高く、チャイなどに比べて手軽に飲めるため、いま欧米を中心に世界的に注目されています。
以前紹介したレシピでは、すりおろした生ウコンを使用していましたが、生のウコンなんてハードル高い……という声も。
生ウコンでなくても、カルダモンやシナモンなどを調合して飲みやすくした粉末タイプもあり、その「素」を使えば、ものすごく簡単。今回は、実際にトライと思います!
作り方は、
火にかけて、材料を混ぜる。以上。
ね。
ものすごく簡単でしょ?
まず用意するのは、
・牛乳 200〜300ml(約マグカップ1杯)
・ゴールデンミルクブレンド 小さじ1/2 〜1
・黒糖 大さじ 1 (ハチミツ 大さじ1)※上白糖でもOK
まず、牛乳を沸騰させないように弱火で温めて、
スパイス、黒糖を入れたら、
ダマにならないように
しっかり混ぜたら、
もう、完成。あっという間!
豆乳やアイスクリーム、ハチミツ……
手軽にアレンジ!
牛乳で作るのが一般的ですが、牛乳の代わりに豆乳を使うのも個人的にはおすすめ!どことなく「和」な味わいになりますよ。
このほかにも、氷を入れたグラスに注いでアイスで飲んだり、アイスクリームやサフランを乗せてみたり、ハチミツで甘みを追加したりと、アレンジも自在!
ちなみにハチミツを使う場合、加熱中のミルクに直接投入するのではなく、出来上がったゴールデンミルクに足してくださいね。
インドの知恵を「食」から学ぶ
ちなみに今回使用したのは、カレースパイス専門店〈アナン(株)〉の「ゴールデンミルクブレンド」。
同社のメタ・バラッツさんいわく、
欧米では「おしゃれドリンク」として火が付いていますが、もともとインドの飲み物。昔から風邪をひいた時などのホームレメディ(民間療法)として飲んでいます。
とのこと。
日本でいう、首にネギを巻く的な感じでしょうか。
作り方については、
ゴールデンミルクはとくに簡単ですが、基本的にはインドカレー作りの考え方とほぼ同じ。ベースにスパイスを入れて香りを立たせています。ちなみにこのゴールデンミルクの素をカレーに使ってもOKですよ。
とバラッツさん。
ウコンに入っている「クルクミン」という成分は、乳製品に入っている「ラクトース」と一緒に摂取すると、より体に吸収されるそう。その合理性が、欧米でいまでも続く健康ブームのなかで再発見され、日本でも流行りつつあるのではないか、と話してくださいました。ちなみにブラックペッパーもクルクミン摂取の効率を上げる効果があり、商品にはブレンドされています。
"スパイスを使ったドリンク"と聞くと、なんだかハードルが高く感じてしまう。けれど、作ってみると意外と簡単!むしろ簡単すぎて、物足りなさを感じるくらいでした(笑)
自分好みのアレンジを加えたり、はたまたインドカレーやチャイ作りにまで幅を広げたりと、スパイス豊富で体によいインド料理を、もう少し身近に生活に取り入れたいものです。
ちなみに「ゴールデンミルクブレンド」は、Internet of Spiceにて購入できますよ。