ある田舎町で愛される「1人のタクシー運転手」。彼が365日休まない理由とは?

あるひとりの「タクシードライバー」が来たおかげで、この町の住人の生活は大きく変わりました。一体どんなことが起きたのか。そして、彼が休まずに働き続ける意外な理由。動画は必見です!

町のみんなに愛される
「タクシードライバー」

動画では彼の仕事の様子が紹介されています。バスや電車が廃線になったことで不便になった地域はたくさんありますが、この町もその例外ではありません。

まだ、朝もやにかすむ早朝の風景。畑仕事を始める夫婦や駅までパートナーを見送る女性の姿が。でも、どんなに早い時間でも彼は人々を目的地まで送り届けるために車を走らせます。

通学路には、無邪気に歩く子供たち。細い路地にはお年寄りの姿も見えますが、彼は町のみんなに愛され、信頼されているようです。

ときには外国人観光客を乗せることも。

プロフェッショナルである彼は、日本語が通じない相手とのコミュニケーションもお手のものです。

通院も便利になり、

クラブ活動の送り迎えや、

離れた場所にある畑にも。

町には人の数だけ生活があるのです。

突然の雨に足止めされることもあるかもしれません。

が、町のみんなを運ぶために、彼は休まず走り続けます。なぜなら…。

彼は全自動で走る「ロボットタクシー」だから。

無人車両で便利になる
人々の生活って?

自動運転する車の話題はもう珍しいものではないかもしれません。人間の運転よりも安全性が高くなり、渋滞緩和にもつながるなんて話もありますが、それ以上に生活が変わる人や地域があります。

「ロボットタクシー」のWEBサイトによれば、スマホなどで場所を指定するだけで迎えに来てくれて、カメラで顔を認識しドアを開けてくれます。あとは車内に乗り込むだけ。目的地までの最短ルートを算出するだけではなく、気分や状況にあった道のりを提案してもくれるのだとか。動画で語られるセリフも、人々の生活への気遣いが感じられ印象的です。

「ぼくは毎日人を乗せて走っている。この町の朝は早い。何気ない出会いにこそ絆を感じる。みんなそれぞれの昼下がりを生きている。突然の夕立から始まる恋もある。1日はあっという間に過ぎていく。そして、今日も町がぼくを呼んでいる。誰かを迎えに行くときに走るこの道が好きだ。みんなの行きたいを支える、ぼくは『ロボットタクシー』」

東京オリンピックでお披露目?

 

実はこの動画、来る2020年に向けてサービスを開始するべく始動した国家戦略特区プロジェクト。もちろん人を乗せるだけでなく郵便物の配送など幅広い可能性を秘めています。

病院や介護施設の搬送に割く人員を削減することもでき、海外からきた観光客へ母国語で対応することも。今後、宮城県・神奈川県・愛知県でテストが予定されています。お目にかかる日も案外近いのかもしれませんね。乗ってみたい!

Licensed material used with permission by Robot Taxi
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。