アボカドで「一番栄養ある部分」を、アナタは捨てている・・・
健康食材としてのアボカドの認知度は、今や疑いようのないもの。ところが、本当に栄養があるのは、なんと果肉よりも種なんだとか。
ライターAlanna Ketler氏は、「Collective-Evolution」にその栄養分析だけでなく、驚きの“種レシピ”まで登場させて、アボカドの種の魅力を伝えようとしています。注目度の高い彼女の記事を、丸ごとご紹介!
栄養価は果肉より上
種を捨ててはいけない!?
おそらく、いつの時代にもその美味しさだけでなく、その健康面にも着目されていたはずのアボカド。薬効成分も幅広く、良質な資質、ビタミンK、ルテイン、葉酸、その他にも多くの栄養素が含まれていることでも知られています。
ところで、あなたはアボカドを食べるとき、最も栄養のある部分を捨てていることにお気づきですか?皮ではありません。それは種!ここにアボカドの栄養素のうちの、約70%が含まれているんだそう。アボカドの種、または種から抽出されたオイルを食生活に取り入れること。これで、抗酸化作用が促進され栄養素の吸収率がグンと上がると言われています。
自然界NO.1の含有量!
豊富な水溶性食物繊維
天然成分の百科事典によると、マウスを使った実験で食品、薬、化粧品に使われる自然素材のなかで、アボカドの種にのみ、フラバノールが含まれていることがわかっているようです。
また、アボカドの種には水溶性の食物繊維がふんだんに含まれていますが、自然界のなかで最も多く水溶性食物繊維を含んでいるのがアボカドの種なのだそう。
この食物繊維は、消化器官の働きにとても重要なもの。毎日、適量を摂取することで、過敏性腸症候群(IBS)をはじめとする腸の病気のリスクを軽減することができると注目されています。さらには、抗酸化物質が多く含まれているため、アボカドの種はコレステロール値を下げ、心疾患や心臓発作の予防にもつながります。
スムージやソースに加えて
種も食べられる!?
では、どうやってアボカドの種を食べたらいいのか?まず、パワーの強いミキサー(もしくはフードプロセッサー)で種を粉末状になるまで粉砕します。これをスムージーに加えて飲む。ややいがらっぽい味のため、そのまま食すよりも、何かと一緒に摂取することがおすすめです。グリーンスムージーやフルーツジュースに加えて飲めば、それほど気にならないはず。
また、飲み物だけでなく、じっくり種を乾燥させ、ミキサーで粉末状にしたものをソースに混ぜる。さらにはシーズニングとして料理にそのまま振りかけてもOK。乾燥させることで、種はいっそう長持ちすると言われています。
ナチュラルスクラブ、アクセサリー
使い方いろいろ活用術
食べるという選択肢だけでなく、アボカドの種には他にもいろんな活用法があります。例えば、乾燥させた種をミキサーで粉末にし、つぶしたアボカドの果肉、もしくはバナナに混ぜれば100%ナチュラルなフェイススクラブのできあがり。
もちろん、自宅でアボカドを育てることだって、種があればできます。私の住んでいるカナダでは、気候の問題もあり正直、あまりうまく栽培することはできませんが…。トライする価値は十分にあると思います。上手な育て方は、こちらをチェック。
さらに、アボカドの種を使ったお茶には、痛みを取り除く力があると言われています。沸騰した水に種を10分程度入れるか、お茶に粉末をティースプーン1杯入ほど入れて飲む。胃の痛みにも効果があるとか。また、冷ましたお茶を肌に塗ると、かゆみを抑えるなんて話も。
乾燥したアボカドの種は、アクセサリーや部屋のデコレーションとして、様々な工作に使うこともできるようです。こちらのサイトでは、アボカドの種を使ったジュエリーの紹介もしています。これほど、いろんな使い道があるアボカドの種を捨てていたなんて、もったいない話だと思いませんか?
と、ここまでがKetler氏の記事。それにしても、健康志向の高まりがアメリカでも何かと話題となっているけれど、まさかアボカドの種まで食してしまおうとは、驚きですよね。効果のほどは定かではありませんが、気になる人は自己判断のもとにトライしてみてはいかがでしょう。
Licensed material used with permission by Alanna Ketler via Collective-Evolution