おとなの一人旅。究極の遊びは 「一人、シルクスクリーンプリント・スタジオ」だ!

ブルックリンのゴワナス地区にある「Gowanus Printing Lab」。ここは、“素人さんも歓迎”のシルクスクリーンプリント・スタジオだ。

アンディ・ウォーホルの代名詞
「シルクスクリーン技法」

160329_heaps_silk_screen_studio01.jpgPhoto by Kuo-Heng Huang

キャンベル・スープやマリリン・モンローのポートレイトなどを手掛けた、アンディ・ウォーホルの代名詞として知られる「シルクスクリーン技法」。Tシャツ制作から商業ポスター制作まで、アメリカでは日常的に活用されている。特殊な機材を必要とするのだが、ここでは個人で気軽に楽しめるのだ。

小さなドアから2階に上がると、インクの香りに包まれた巨大なスタジオがお目見え。ゴワナス地区を見渡すことができるこの共有スペースは、コミュニティの集いの場でもあり、たくさんのアート作品と大きなソファーが置かれている。

スタジオでは、それぞれのアーティストがTシャツを制作したり、メッシュフレームを洗浄したり、黙々と自身のプロジェクトを進めていたりと、過ごし方は多様。

160329_heaps_silk_screen_studio02.jpgPhoto by Kuo-Heng Huang

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「お金を払ってスタジオを使う人もいれば、ギャラリーや企業から雇われて仕事をしている人もいる。素人からアーティストまでいろんな人が出入りするから楽しい」との声は多い。

オープンは2010年、当時のオーナーや初期スタッフで「がらくただらけで本当に何もなかった」スペースに壁を造り、大規模なコマーシャルプリント装置やコンピューター設備を配置。完成まで4ヶ月を要した。

肉体労働者が多い工場地帯の、エネルギッシュな雰囲気がラボのスタイルに合うという。“いわゆるヒップスター”とはちょっと違う、純粋に「ものづくり」が好きな人々が集まるエリアだ。

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160329_heaps_silk_screen_studio05.jpgPhoto by Kuo-Heng Huang

以前、ブルックリンのブッシュウィック地区に、同業ともいえる巨大なアートスペース「3rd Ward」があった。DIYを楽しむ若者から絶大な人気を集めたが、経営不振に陥り惜しまれながら閉館。

個人客がメインとなる運営の大変さや、未開発地での運営は、Gowanus Printing Labにとっても悩みの種だ。しかし、シルクスクリーンを専門にし、ギャラリーや大きな商業企業と取引をするなど、マーケットを特化することで経営を安定させているとのこと。

「アーティストとコミュニティにとって、何をすべきか見極めていく。それがすべきこと」と、ラボの方針は変わらずシンプルを貫いている。

160329_heaps_silk_screen_studio06.jpgPhoto by Kuo-Heng Huang

“入門料”はいくら?

160329_heaps_silk_screen_studio07.jpgPhoto by Kuo-Heng Huang

通常、クラスは、5〜10人の少人数制。幅広い知識を持ったスタッフが、素人からプロのニーズに対応してくれる。初心者に人気の入門クラスは3時間で120ドル(約1万4,400円)。

Tシャツへのプリンティングクラスもあり、自分で好きな一枚を持っていって染めることができる。このクラスは80ドル(約9,600円)。また、ポスターのプリンティングクラスもあり、これなら自分だけの「オリジナルポスター」なんてものも作れてしまう。DIY好きの食指がビクリ(ただし、ちょっとお高めの180ドル!)。

160329_heaps_silk_screen_studio08.jpgPhoto by Kuo-Heng Huang

滑りの良いインクから、色落ちが激しく味の出るインク、耐久性のあるインクなど種類も様々。「こんなものを作りたい」とラフ画を持ち込めば、スタッフがアイデアを形にする手伝いをしてくれる。もちろん、「スタジオを見学するだけでもwelcome」とのこと。ひとたび空間に入れば、たちまち制作意欲にかられること間違いなし。

160329_heaps_silk_screen_studio09.jpgPhoto by Kuo-Heng Huang

 Top photo by Kuo-Heng Huang
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