新しい「日本のパスポート」には北斎の浮世絵が?その斬新な中身とは・・・
リオ五輪が約1ヶ月後に開幕を控えていますが、4年後の2020年「東京五輪」もあっという間に目の前に迫ってきそうです。
そんな東京五輪の前年である2019年までをメドに、パスポートの中身のデザインが一新される予定だとか。しかも、全ページでデザインが違うらしいんです。
世界に知られる北斎の「冨嶽三十六景」
出典:外務省WEBサイト
外務省によれば、表紙は現状のままで、中には葛飾北斎の「冨嶽三十六景」が採用されるとか。ちなみに現在は「桜」がモチーフになっていますが、これを一新。
新しいパスポートでは見開きごとに北斎の各作品を入れることで、世界的にも広く知られる「富士の浮世絵」をさらにアピールする形に。
また、全ページでデザインが異なることは偽造対策にもなるそうです。
36景のうち、使われるのは24作品。どのページにどの作品が入るかチェックするのも楽しいかも。
出典:外務省WEBサイト
今回の発表について、米メディアの「Travel+Leisure」は、『日本のゴージャスな新パスポート』と表現。しかし、決して否定的な意味ではありません。
「日本は素晴らしい自然とモダンなデザインで知られている国だし、その美学がパスポートに反映されたとしても驚かない」
とのこと。
ゴッホやモネなど、ヨーロッパの印象派にも大きな影響を与えたと言われる葛飾北斎。そのスピリッツを片手に海外へ行くなんて、同じ日本人としてなんだか胸が高まりますね。
Licensed material used with permission by 外務省
Reference:Travel+Leisure