フライト直前に汗を流す「空港フィットネス」にハマりそう

空港での時間のつぶし方を人にたずねると、その選択肢は意外と少ない。カフェやバーで飲んだり食事をするか、免税店を見て回る、もしくは早々に搭乗口へ向かい、タブレットあるいはスマホの画面をただひたすらに眺めるばかり。とくだんアクティビティがあるようでないのが空港という場所。

そこへきて近年、欧米で増えつつあるのが空港内のフィットネスジムだ。

窮屈なシートに収まる前に
ジムで体を動かそう

フライト時間まで、ないしはトランジットで次の便までかるく1時間。こんなときさっとウェアに着替えてランニングマシーンの上から離陸していく飛行機を眺める…。考えてみればあっても良さそうなものだが、ちゃんとしたジムが併設されている空港は日本では聞いたことがない。

が、フィットネス大国アメリカやカナダでは、2012年ごろより徐々に増え続け、両国で現在200近い空港にジムが設置されているらしく、ご丁寧にどの空港にジムがあるかを調べるサイトまで存在する。

単なる暇つぶし目的や、普段からジム通いの人のためだけでは決してない。これから始まる長旅(しかも自由に体を動かせない窮屈ななかで)に備え、少しでも体を動かしておくことが、きちんと理にかなっているのは言わずもがな。体格の大きな欧米人からしてみれば、狭いシートはぼくら以上にストレスのはずだ。

コンパクトでも
充実のアクティビティ

では実際、空港施設内のジムがどんなものか、今月オープン予定のボルチモア・ワシントン国際航空内のフィットネスジムを見てみよう。運営する米Roam Fitness社によると、およそ110平方メートルほど確保されるスペースでは、ストレッチやヨガを行うフィットネスゾーンと、エアロバイクやランニングマシーンといった機器を扱うワークアウトゾーンに分かれ、旅行者のニーズに合わせて体を動かすことができるようだ。

写真の通りコンパクトではあるものの、基本的には30分から長くても1時間くらいが利用の目安と思えば、ひと汗かくのには十分かもしれない。

汗をかいた後は
シャワーでさっぱり

汗をかいたあとは15分間利用可能な個室シャワーも完備。もちろんバスタオルの貸し出しもあるようなので、ジムを利用するためにわざわざ手荷物にタオルを用意する必要もない。

ちなみにここのジムの場合、年会費600ドル(約6万8,000円)ないしは、月額会員175ドル(約2万円)で使い放題。もしくは1日40ドル(約4,500円)とちょっと高めの設定。数年後には全国26空港に増設を目指しているという。

フライト直前までいい汗をかいておけば、空の長旅のあいだ体を動かすことのできないストレスも少なくなるし、夜のフライト中ずっとぐっすり眠って過ごすことや、時差ぼけが緩和することだって考えられる。世界的にも増えつつある空港内のフィットネスジム、そろそろ日本の空港にお目見えしてもいい時期だと思うんだけど。

Reference:Airport gyms
Licensed material used with permission by Jasmine Hampton

※本記事では、一部加筆訂正を加えております(2017/01/24 11:00)