【珍しい国のワイン】ASEANサミットで振る舞われた「タイのワイン」

「新世界ワイン」を連載でご紹介している本企画。いま注目すべきなのが、新世界ワインの枠を超えた、ブドウの醸造に最適とされてきた北緯30~50度のエリアから外れた国や地域で造られる「新緯度帯ワイン」です。

サミットでVIPのおもてなしに選ばれるワイン

いま「新緯度帯ワイン」のひとつとして、世界からも熱い注目を浴びるのがタイのワイン。熱帯の国のイメージが強いタイですが、いわゆる避暑地のような地域はワイン造りに適した温度差があり、ここ十数年で急速にワイン作りが盛んになっています

ご紹介している赤ワイン「グランモンテ・ヘリテージ・シラー」も同様。タイの中でもブドウ作りとワインの醸造に適した気候となる、世界遺産のカオヤイ国立公園に隣接するアソーク・ヴァレーにあるワイナリーで造られます。世界遺産の地で造られるから、名前に「ヘリテージ」がつくわけですね。
こちらは、家族経営のワイナリーではありますが、「お父ちゃん、お母ちゃん」というイメージではなく、最新のテクノロジーを駆使して高品質のワインを造り出しております

完熟したブドウを丁寧に選果し注意深く醸造し、フレンチオークの新樽で8ヶ月の熟成するというワイン。濃いダーク色に相応しい黒い果実とビターチョコレートな香りが、濃厚な味わいを期待させてくれます。
口に含めばもちろん裏切らず、濃さと同時にスパイシーさももつ洗練されたワインの味わい。
ASEANサミットでVIPをもてなす晩餐会ワインに採用されたというのも納得です。

タイのワインに親しみの無い方が多いとも思いますが、エチケットを見れば、象の絵が描かれて、とっても親しみやすいじゃないですか! そんなところからでもいいんです。まず、飲んでみてほしい

発展途上から次のステップにあがっていく、まるで国の姿のようなタイのワイン。早くに知っておくと、少し通ぶれるかもしれない……というワインですよ。

©2018 TABI LABO

グランモンテ・ヘリテージ・シラー 2013

■産地:タイ
■原材料:シラー 
■色:赤
■味わい・風味:フルボディ
■実勢価格:750ml 2,600円~

Top image: © 2018 TABI LABO
「新世界ワイン」まとめ