植物性100%のお肉「大豆ミート」は、食生活を見直すキッカケになる

体にも、地球環境にも、ヘルスコンシャスな生き方が見直されるなか、欧米を中心に肉の代用となる「植物性ミート」の需要が急速に高まっています。

なかでもヘルシーで栄養満点と人気の「大豆ミート」。炒め物、揚げ物、煮物とどんな料理にも使えることから、「おいしい」だけでなく「うれしい」要素もたくさん。

そこで、大豆ミートの魅力をあらためてご紹介。なぜ、いま大豆ミートが求められているのか?が見えてくるはず。

大豆ミートってどうやって作るの?

大豆ミートとは?
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その名の通り「大豆」からつくられる大豆ミート。細胞の一部を取り出したラボベースの培養肉とは異なり、植物性たんぱく質を取り出し、繊維状にしてお肉のように見立てたもので、「ソイミート」「ベジミート」「大豆肉」といった呼び名もあります。

インドネシアの大豆発酵食品「テンペ」や、中国の「豆腐干」のように、大豆製品はアジア諸国では古くから愛されてきた食文化のひとつ。

いっぽう「大豆ミート」は1970年代ごろにヴィーガン向けの健康食品として登場。近年では、お肉のような食感や食べ応えに近づける加工技術が進み、代替肉のひとつとして、世界中のヴィーガンやベジタリアンを中心に注目を浴びています。

ヘルシーで栄養満点ってホント?

昔から「畑の肉」と形容されるように、高タンパクで低カロリー。しかもカルシウムやビタミンB群などの栄養も豊富なスーパーフードです。大豆ミートは、加工の段階で油分を圧搾してつくられることから、肉と比較しても糖質の量が少なく、動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸もありません。そして、もちろんコレステロースはゼロ。

さらに、食物繊維や鉄分を豊富に含み、体内で女性ホルモンと似たような働きをすることで注目されるフィトケミカルや大豆イソフラボンも摂れるのため、健康だけでなく、美容を気にする女性たちの強い味方。

ダイエット中でカロリー制限をしていると、「お肉が食べたいっ!」なんて衝動にかられたりしますが、そんなときにも大豆ミートがオススメです。

料理によって使い分ける形状

大豆ミート形状の違い
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大豆ミートには、主に「ミンチ」「ブロック」「フィレ」3つの形状があり、つくる料理に合わせて使い分けることで、より本物のお肉に近い見た目や食感を楽しむことができます。

たとえば、キーマカレーや麻婆豆腐といったひき肉を使う料理には「ミンチ」、酢豚やから揚げには「ブロック」、しょうが焼きや野菜炒めのようなスライス肉を用いるものは「フィレ」といった具合に大豆ミートを用いることで、見た目にはお肉そのものでいながら、いつものメニューがもっとヘルシーに。

種類は3タイプ

大豆ミートの戻しかた
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さらには、「乾燥」「レトルト」「冷凍」とタイプも3種類。

もっとも多く流通している「乾燥タイプ」は、写真のようにぬるま湯やお水で5分〜20分ほど戻し、水気をよく切ってから使います。

ひと昔前までは加圧加熱したこの「乾燥タイプ」が一般的でしたが、近年ではより使い勝手を向上させ、湯戻しや水切りなしで使える「レトルトタイプ」や、冷凍のまま使いたい分だけ加熱調理できる「冷凍タイプ」も登場。こちらも用途によって使い分けが可能です。

人気の背景に「環境への配慮」あり

大豆ミートをはじめ代替肉がこうして注目される理由は、美容や健康への意識からというだけではありません。じつはもうひとつ、現代を生きる私たちに直面する深刻な問題が関係しているのです。

「肉は生産過程で二酸化炭素を大量に排出し、輸送でもエネルギーを使用する。肉の消費を減らすことは、個人ができる温暖化対策の一つである」

2008年に開催された気候変動に関する政府間パネル「Intergovernmental Panel on Climate Change」の議場において、当時の議長ラジェンドラ・パチャウリ氏はこう語り、地球温暖化対策のために肉の消費量を少なくすることを呼びかけました。

環境エネルギー問題の専門家であり、自身もベジタリアンであったパチャウリ氏のメッセージは、メディアを通して多くの人にライフスタイルの転換を意識させるきっかけをつくりました。

途上国の人口爆発や食糧問題への対応として、動物性よりも生産効率の高い「植物性たんぱく質」への注目が世界的に高まってきた昨今、大豆ミート登場の背景には、こうした地球環境への配慮という側面も少なからず存在していているのです。

健康のため、環境のため、動物愛護のため……大豆ミートを選ぶ人の理由はそれぞれ。便利でおいしいお肉の代用品が、この先どう市場拡大していくのか。そこに注目です。

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