最高にアヴァンギャルドな「ヴィランの魅力」について語りたい
これまで「スピ気味な卍」や「派手色のススメ」と風変わりなテーマを書いてきた筆者ですが、じつは幼少期はディズニーっ子でした。
そんな筆者に先日、「プリンセスドール」の記事制作が割り当てられました。しかも、これに追い打ちをかけるように(執筆の次の日に!)、テレビで「好きなディズニーヴィラン」のランキングが発表されるではありませんか!
ディズニー熱が再燃中ということで、今回は“推しヴィラン”について語りたいと思います(笑)
というのも、筆者には前から「憧れのディズニーヴィラン」がいるのです。ヒーローやプリンセスではなく、ヴィランです。
まず、読者の皆さんはヴィランに魅力を感じたことはあるでしょうか。プリンセスやヒーローも勿論素敵ですが、ピーキーで、心に闇を持ったヴィランズも同じく魅力的だと思います。
ヒーロー・ヒロインなんて皆好きなわけだし、ヴィランを推してるくらいのほうが個性的な感じがしていいでしょう?笑
そもそも「ヴィラン」という言葉には、悪党や悪役の意味だけでなく、「ヒーローやヒロインと釣り合うほどの魅力を持つキャラクター」という意味もあるそうです。
また、大抵の名作に登場する「悪」は、誰しもが少しは自覚するであろう“人間的な闇”であることが多いわけで、人間である我々にとって馴染みやすいとも言えます。
ちなみに、某テレビ番組で紹介された「好きなディズニーヴィランズ」ランキングは、以下の通り。
1位 マレフィセント from『眠れる森の美女』
2位 女王(魔女)from『白雪姫』
3位 ガストン from『美女と野獣』
4位 フック船長 from『ピーターパン』
5位 ハートの女王 from『不思議の国のアリス』
納得の結果です。ガストンが人気なのは少し意外でしたが、フック船長を除くメンツは実写版も存在しますね。
さて、長くなりましたが、筆者の推しヴィランは即答級でクルエラ。『101匹わんちゃん』に登場する、あのド派手で冷酷な女性です。
理由は超シンプル、「おしゃれでかっこいいから」です!w
とはいうものの、私が好きなのはどちらかと言うと2021年の実写版『Cruella』のほう。作品はもちろん、エマ・ストーン演じるクルエラ(エステラ)は本当にスタイリッシュで、演出も相まって一流ファッションショーをみているようでした。
極めて独特な生い立ちの彼女が歳を追うごとに覚醒していく様は、物語としても楽しめますし、ファッション好きな私にとって、あの“尖り方”はヴィランと言うより寧ろヒーロー的でした。しかも、『101匹わんちゃん』の時とは違って、さほど残忍でもありません!笑
というか、『Cruella』においては彼女が主人公なので正しくは「ダークヒーロー」ですね。
最高にアヴァンギャルドでクールなビジュアル、抜群のセンス、鋭い性格、さらに泥棒時代に培ったアクロバティックな行動力……。
そして、生い立ちの過酷さによって先述の闇要素が備わっているクルエラは、まさしくヒーローと並ぶ魅力に溢れた、「ヴィラン」にふさわしい存在というわけです!
特に彼女は、作品のプロットが他のディズニー作品ほどファンタジーではないため、生い立ちや育つ過程も人間的で、感情移入がしやすいものです。“悪目立ち”を逆手にとって王座へ向かっていく姿は、個性を追い求めるおしゃれさんにとってヒロインたり得るのではないでしょうか。
ただ、原作がプリンセスシリーズほどメジャーではないこともあってか、残念ながら上のランクでは圏外ですね……。まあ、筆者的にはむしろそこ(王道じゃないところ)にも惹かれたり。
まとめると、
人間味がありながら尖ってて目立つヴィランはヒーローと同じくらい魅力的→クルエラはヴィランの条件を完璧に満たしている→クルエラは魅力的→クルエラを推してるアナタも魅力的
という寸法なのです!!
ほら、これでアナタもクルエラを推したくなってきたはず……(?)まだ『Cruella』を観てない人は、この機会にぜひとも鑑賞してください。
長くなりましたが、これにて私の「ヴィラン(クルエラ)の魅力を語る回」は終わります。魅力語りというか、ほぼ宣教ですね。
長々お付き合いくださってありがとうございました笑
それでは、また次回。
「おやつなトピック」って?
Z世代のインターンから、この道うん十年のベテラン編集者まで、TABI LABO“ナカの人”がリレー形式で担当するコラムです。