“プラダを着た悪魔”ことアナ・ウィンターのもうひとつの顔を描いたドキュメンタリー映画『メットガラ』

NYのメトロポリタン美術館(通称メット)では、毎年5月第1週目になるとアート・ファンとファッショニスタが注目する美の祭典『メットガラ』が開催される。このオープニングイベントは、世界中からセレブが集う豪華なパーティーとしてスポットライトを浴びている。世界最高峰の美術館とそれをとりまく様々な人間関係…そんな舞台裏に初潜入したドキュメンタリー映画が『メットガラ ドレスをまとった美術館』だ。 

メットの理事でもある
アナ・ウィンター

「ファッション界のアカデミー賞」とも呼ばれる『メットガラ』を主催するのは、ファッション誌US版「VOGUE」の編集長アナ・ウィンター。映画「プラダを着た悪魔」でメリル・ストリープが演じた敏腕編集者のモデルとして知られているが、メットの理事という顔も持つのだ。

世界中のセレブが集う
ファッション界の祭典

2015年5月2日、世界最高峰の美術館に再びレッドカーペットが敷き詰められた。そこには、ポップスターのリアーナやレディ・ガガ、アカデミー賞の常連であるジョージ・クルーニーやアン・ハサウェイ、フランスが誇るデザイナーのジャン=ポール・ゴルチェなどの招待客がゴージャスな衣装をまといフラッシュを浴びていた。しかし、華やかな祭典の裏側には、様々な苦悩と重圧が渦巻いていたー。

悪魔の素顔とは?

映画の見どころの1つは、ファッション界の女王アナ・ウィンターの素顔が垣間見れることだろう。アナの指名でカメラを持ち込むことが許されたのは、ドキュメンタリーに定評があるアンドリュー・ロッシ監督。アナの自宅や娘、イベントに向けて緊張感溢れるミーティングの現場まで踏み込んで赤裸々に記録。普段着を着て自宅でくつろぐアナの姿はとても新鮮だ。

また、メットガラの本来の目的は、メットの服飾部門の資金を集めるためなのだとか。招待客以外の座席料は、25,000ドル(約285万円)もの高額なのだが、なんと全600席が瞬時に満席になるという。VOGUEでは、あくまで商業的に立ち振る舞うアンが、メットガラでは純粋にファッションというカルチャーのために東奔西走する。その姿には泥臭い人間らしさを感じられる。

ちなみに、アンドリュー・ロッシ監督に「アナ・ウィンターはどんな方だった?」と質問をしたところ、以下のような回答を得られた。

「僕はどんな人でも、ありのままの姿を撮ることを一貫してやってきているんだ。彼女がどんな人かは、映画に全部写っているから、観てもらえればわかると思うよ」

『メットガラ ドレスをまとった美術館』
2017年4月15日(土)より、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国ロードショー。公式サイトは、コチラ

Licensed material used with permission by メットガラ ドレスをまとった美術館
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