とある主婦が「料理学校」に通ったら人生が変わった

西宮の人気料理サロン『Table d'or』を主宰する三好万記子さんは、もともと専業主婦でした。
旦那様の転勤でパリで暮らし、そこで出会ったレストラン文化やマルシェに触れることで、一念発起。現地の料理学校に入学したことで「文字通り人生が変わった」と言います。帰国後、自宅からスタートした料理サロンは口コミで広がり、現在は予約の取れないほどの評判に。
彼女の人生を変えた料理学校『ル・コルドン・ブルー』とは?

三好 万記子 料理家

パリで、料理学校『ル・コルドン・ブルー』の料理サティフィカを取得。帰国後、神戸校で初級・中級・上級を修了しディプロマを取得。夙川(西宮)の自宅で料理サロンを主宰するかたわら、パーティーのケータリングなども手掛け、デイリーなフレンチの提案が人気を集める。現在は株式会社ターブル・ドール(Table d’or)の代表を務め、料理サロンやケータリングに留まらず、料理家として幅広い活動を行っている。


01.「フランスで生活して、自分で作って食べるっていう当たり前のことの重要性に気づいたんです。マルシェで食材を選んで、それを調理する――そこに根ざした食に触れるうちに、本気でフレンチを学びたいと思いました」
02.「例えばマルシェに行く文化。そこには、スーパーとは違い、店主との会話や肉の部位をオーダーしてカットしてもらう楽しさがあります。また、バケットは毎朝6時に購入し、焼きたてをその日のうちに食べる。日本のように翌日食べるという感覚がないんですね」
03.「『ル・コルドン・ブルー』が、そんなパリの中でも特別な料理学校だということは知っていましたが、なんとなく自分が入学できると思ってなかったんです。でも、たまたま通っていた友人ができて、“チャレンジしてみよう”って」

パリの食文化に影響を受けたという三好さんが、選んだのが『ル・コルドン・ブルー』です。同校は、フランス料理のテクニックだけでなく、食文化そのものを学べる学校として、全世界で人気を集める学校。日本でも東京・代官山と神戸に開校しています。

04.「第一印象は、グローバルな学習環境。アジアやアメリカなどからフランスに学びに来ている人がたくさんいました。そのなかで、切磋琢磨したことが、今につながっています」

05.「講義と実習の繰り返し。そのなかで、必死でメモを取りながら味見をしていました。フランス人シェフの講義には英語通訳がいて、話はなんとなくわかるんですが、実習は通訳なしなので大変でした。毎日予習していたことを覚えています」

世界的なブランドとなっている同校だけに、留学生も多数。
三好さんが通ったパリ校だけでなく、日本校でもアジアから留学生が多数在籍しています。「異なる食文化を持つ仲間から、影響を受けることができるのも魅力です」と三好さん。

06.「もちろん、新しいテクニックも学ぶのですが、とにかく古典的なテクニックをきちんと学べたことが大きいですね。バターと生クリームの使い方なんて、フレンチの基本なのに、当時学んだことを今でも反芻することがあります。それぐらい役に立つんですね」

07.「フランス料理の素晴らしい技術。そこから生まれる味わいや旨味に触れたことで、日本料理の良さを再確認できたことも覚えています」
08.「とにかく厳しかったですね。一度目の前で自分の作ったシュー生地を捨てられたことがあります(笑)」

これらは三好さんの在学時の思い出。長い間テクニック以上に文化に触れられたことが良かったと感じていたそうですが、最近になって「当時学んだ技術がとても役立っていることに、あらためて気づいています」とも。

09.「全世界共通でカリキュラムが統一されている。神戸校でも、パリ校でも、同じことが学べるのはすごい」

三好さんが通ったのはパリ校ですが、同じことを神戸校・代官山校でも学ぶことができます。

10.「フランス語を勉強しながら、学校へ通っていた時は、がむしゃらでした。その後も、料理の仕事と家庭の両立が難しかった時期もあります。でも、なんでもプラスに考えることが大事。走り回っている自分を“大変だな”ではなく、“おもしろい”って思えれば、大抵の困難は乗り越えられます」

専業主婦から人気料理家へ。三好さんが学んだ『ル・コルドン・ブルー』のカリキュラムは決して楽なものではありません。本気で料理を学ぶ人が集まり、一流の技を磨く場所です。
でも、「だからこそ、楽しいんじゃないですか。どうせやるなら、必死にならないと!」と彼女とは笑います。
「なにより、これからはフランス料理やその食文化がもっと日本で見直されてくると感じています。利便性だけでなく、地産地消を大切にしたり、料理をする時間まで楽しむような…。とても可能性のあるジャンルだと思いますよ」

LCBJlogo 『ル・コルドン・ブルー』
1895年パリで設立されたフランス料理・菓子・パンの学校。そのネットワークは現在28ヶ国、ヨーロッパ、アジア、アメリカと全世界に広がり、日本では、東京・代官山と神戸の2校を展開。

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