知らなかったじゃ済まされない、シンガポールの「常識9選」。

あらゆる文化が絶妙に混ざり合う国、シンガポール。行き交う人や都会の風景は日本とあまり変わらないし、同じ「アジア」である点も妙な安心感を感じちゃう。でもその生活は地味に、そしてあまりに違うのです。

今回は幼少期をシンガポールで過ごした私が、この国での意外な決まりごとやちょっと珍しい体験を紹介します。

01.
物干し竿を外に突き出す

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これはもうビジュアルで説明したいのですが、洗濯物を干した竿は窓から槍のように突き出して固定します。コンドミニアムやホテルではあまり見ないものの、アパートなんかでは比較的高い階でもよく行われている一般的なこと。

安定するの?と思いきや、竿を固定するための穴がちゃんと開いているので部屋と垂直の形でしっかり干せるのです。かなり重いし、干す時や取り込む時に落とさないように注意しなくちゃいけませんね。

02.
トイレを流し忘れると罰金

公共のスペースの美化には割と厳しいシンガポール。驚くべきことに、トイレを流し忘れると罰金をとられてしまいます。しかも、初犯、再犯、常習犯で金額が変わるという徹底ぶり。

日本円にしてだいたい9千〜6万円取られます。流し忘れただけでも恥ずかしいのに、「流してない!」と言われて罰金まで取られたら悲しいにもほどがありますよね。普段うっかりの多い人は気をつけましょう。

03.
ドリアンの持ち込み禁止

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バスなどに「ドリアン持ち込み禁止」の表示があります。ポピュラーな果物とはいえ、現地の人からしても臭うものは臭うんです。

むかし家にドリアンがやってきた時に、部屋まで抱えてきてくれたマンションの人も「I can't breathe.(息ができない)」とグッタリしていました。凄まじい威力…。

04.
美化のための罰金が多い

ゴミのポイ捨て・チューインガムの禁止・地下鉄での飲食禁止などは聞いたことのある方も多いでしょう。しっかり罰金を取られるので注意です。

でもその割には、フードコートなどでの使用後の食器や食べかすは放置が基本。そのせいで椅子やテーブルがベタついていたり、ワゴンで食品を売っている人が手袋のまま鼻をほじったり小銭を数えたりするなど、割とルーズなところも多いのです。

体験談を交えておくと、家のベランダの柵の外側に蜂の巣ができてしまった時に業者さんを呼んだら、なんとスプレーのようなもので固めた後に21階から外へと蜂の巣をバッサリ切り落としていたのが印象的でした。「ポイ捨てはダメなのに、これはいいのか…?」と思いましたが、業者さんは「オッケーオッケー!」と言っていました。謎すぎる…。

05.
ボウフラを沸かせたら罰金

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赤道直下で1年じゅう気温が高く、熱帯雨林気候なシンガポール。ジカ熱やマラリアなど、蚊による伝染病の蔓延には警戒しなければなりません。そこで政府はボウフラを沸かせる行為を罰金刑にしているのです。

具体的にいうと、水をバケツに汲みっぱなしにして庭に放置なんてしていると、ボウフラがわいて罰金刑に引っかかる危険があります。水1ccあたりのボウフラの数が基準で、マンションや工事現場もチェックされます。見つかったら即、日本円にして8,000円以上は取られ、最高で8万円取られることも。再犯防止のチェックも入ります。

06.
落書きをしたら鞭打ち刑

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無断で公共物や私有物に落書きしたり、書類や旗を貼り付けたりすると、罰金や禁固の他に鞭打刑が科されます。

しかもこれ、外国人にも容赦無く適用されるのです。過去にはアメリカ人の少年が車にスプレー缶で落書きをし、2ヶ月の禁固と3打の鞭打刑が科されたことも。スイス人の男性が電車に落書きした際も鞭打ちに処されています。

鞭打ちは医務官の立会いのもと、体を固定して、臀部に行います。1回の裁判で科すことができるのは、最高24回まで。 女性や50歳以上の男性、死刑宣告をされた男性に対しては科すことはできません。しかし、女性又は50歳以上の男性であることを理由に 鞭打ち刑を免れた場合には、代わりに12か月を超えない禁錮刑が科せられる可能性があるとのこと。罰則はかなりハード。

鞭で打たれると肉が裂けて激痛が走り、夜も眠れなくなるといわれています。 鞭打ち刑が定められている犯罪は幅広いため、間違っても法に触れないように気をつけましょう。

07.
麻薬の売買・所持で死刑

これは外国人や旅行者であっても例外ではありません。しかもシンガポールの裁判では、状況証拠が大きな力を持つので、自分の知らぬ間にバッグに入っていた、なんて場合でもそんなことは考慮されず死刑になり得ます。入っていたら「知っていた」ことになるのです。

海外にしては珍しい治安の良さは、こういった厳しい法律のおかげでもあるのかもしれませんが…。

08.
イギリスやアメリカの英語が通じにくい

シンガポールの英語は中国語やマレー語のなまりが強い「シングリッシュ」。高めのホテルやきちんとしたレストランならいざ知らず、マーケットの露店や道ゆく人、タクシーの運転手さんに話すとき、日本で「流暢」とされるアメリカ英語やイギリス英語を使う人ほど「えっなに?もう一回言ってくれない?」とか「あの人ちょっと英語下手じゃない?」と言われる場合があるので注意。逆にカタコト英語の方が聞き取ってもらいやすいことも。

筆者も現地の人に「本当に意味不明な英語使う人がいるのよ」と言われ「外国の人?」と言ったら「うん、アメリカ人」と言われたことがあります。またアメリカ英語とのバイリンガルの友達も「自分の英語が通じないなんて初めてだ」と仰天していました。でもどんな英語でも、一生懸命聞こうとしてくれる人が大半なので、結局はチャレンジあるのみ!です。

09.
チャイニーズ・ニューイヤーでは
街じゅうが停止

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忘れもしません。あれは私がシンガポールに住み始めてまもないころ。小学校低学年だった私はシンガポールに来て初めての誕生日にとてもワクワクしていました。しかしなんと、誕生日とチャイニーズ・ニューイヤーが丸かぶりしてしまったのです!するとデパートや露店、あらゆるお店が全て閉まり、ケーキひとつすら買えない状況に…!私は「シンガポールの銀座」と言われるオーチャードに住んでいたのですが、そこでもケーキは見つからず。結局家にあった適当なひとくちゼリーでお祝いになり、幼心に地味にショックを受けたのです。異文化に直接触れた原始的体験でした…。

チャイニーズ・ニューイヤーの日付は、日本のお正月と違って変動します。多くのお店は閉まるうえ、どこが開いていてどこが閉まるのかはなかなか調べづらいため、観光に行くみなさんはお気をつけて!

ちなみにイブには深夜まで華やかなイベントが開かれています。子連れで行くのは少し大変かもしれませんが、興味のある方はぜひチェックを。

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