オフロード用ヘルメットの「つば」は「日除け」が目的じゃないんです

アメリカやヨーロッパで人気のオフロードレース

BMXモトクロスなど、未舗装のオフロードを走る自転車やバイクに乗る際にかぶるヘルメットの前頭部には「バイザー」と呼ばれる「つば/ひさし」がついています。

「ベースボールキャップと同じで“日除け”のためでしょ?」って思った人、ちょっと待ってください。では、なぜオンロードを走る自転車やバイクのためのヘルメットにはバイザーがついてないんでしょうか?

じつはこのバイザーというパーツ、日除けではなく泥除けのためにつけられているもの。

レースの際、前を走る選手が跳ね上げた土や泥が視界をふさいでしまうことを防ぐのが、このヘルメットのバイザーの役目なんです。

「でも、前方から飛んでくる泥から視界を守るのなら、額(ひたい)につけても意味ないんじゃ......」。

それには、オフロードレースならではの理由があります。

オフロードレースで使われる自転車やバイクのタイヤはブロックタイヤと呼ばれ、接地面に深く大きな溝が掘られています。レース中、ブロックタイヤによって蹴り上げられた土や泥は、真後ろだけでなく、後方の斜め上にまき上げられる格好になります。

つまり、後ろを走る選手は、上空から土や泥が降ってくるような状況になるため、前頭部にセットする必要があるんです。

日本ではまだ馴染みのないオフロードレースですが、機会があったら一度観戦してみてください。きっと、その迫力とスピード感に圧倒されるはずですよ。

※上記、諸説あり。

おすすめ記事

Top image: © 2019 TABI LABO
他の記事を見る
誰もがきっと一着はもっている「グレーのスウェット」の色味に隠された秘密とは?!
アメカジスタイルの定番アイテム「ジーンズ」と「チノパン」の歴史をご紹介! ポケットの形や配置が違う理由は......。
カジュアルファッションの大定番アイテムであるパーカの「フロントのポケット」にはこんな秘密があったんです!
アメカジファッションに欠かすことのできない「ワークシャツ」の丈(たけ)が長い理由って? そこには、野球やアメフトの「ユニフォーム」とも深い関係が!
アメカジの定番アイテムである「スウェット」の「リブ」に隠された秘密をご紹介します。
ここで紹介するのは、アメリカ・オレゴン州の動物園が年に1度行う“動物たちの健康診断”で撮ったレントゲン写真。
メルセデス・ベンツのスプリンターに快適な空間がプラスオンされました。製造したのはアメリカのLeisure Travel Vans社。
アメカジの定番アイテムであるオーバーオールのフォルムには、こんな秘密が隠されていました!
光の線やドットをヌードモデルのカラダに投影し、それを作品として動画や写真に撮るフランス人フォトグラファー、Dani Olivierさん。彼が手掛ける作品は...
たくさんのクッキーが入っているような見た目をしている「炎の缶詰」。中には燃料が入っていて、着火してから4時間ほど燃え続けるようになっています。
「なぜラッピングなのか?」は、わからないのですが。
「麻衣~Soul Dress~」は、着物ドレスと呼ばれる洋装+和装ミックスのジャンルの中でも、新たな台頭を見せるこの着付け。着物をリメイクしたドレスではな...
単純に、「すごい」ってなるはず。
長い歴史をもつ「ジーンズ」の「ベルトループ」にこんな秘話が?
文化や慣習が違えば、仕事の進め方だって異なる。海外で働くには、その国の国民性を理解することが大切と言われます。フランクフルト在住のHisai Toruさん...
火災旋風をランプに落とし込んだ「SPIN」。本体の下部からスパイラル状に空気を取り入れることで、トルネードみたいな炎をつくっています。
ビーサンの代わりに履きたい「雲駄-unda-」。これ、雪駄とスニーカーのマッシュアップです。今日からクラウドファンディングサイト「makuake」にて資金...
「Bosch」が開発したのは、バイクのタイヤが横滑りしたときに、これを検知すると同時に一気にガスを噴出させる機能。滑っている方向とは逆の力を発生させること...
日本では日常の足として愛されている「ママチャリ」。そんなママチャリがアメリカで普及しないのには、こんな理由があったんです。
シティサイクル用にピッタリなのがスペインの〈CLOSCA〉が作ったへルメット「FUGA」です。ユニセックスで使えるスマートな外見と、モバイル性がポイント。...
一見フツーに折り畳めるベースボールキャップ。なのに、被った人の頭を従来の自転車用ヘルメット以上にしっかり守ってくれます。
アメリカ雑貨好き&ビンテージマニア必読! アメリカを代表する人気キャラクター「ナウガモンスター」の歴史とユニークな誕生秘話!
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの追加種目に選ばれた「BMX」の「小さなタイヤ」の謎に迫ります。
社会の常識にとらわれることなく自分らしさを追い求めるために街を駆け抜けているそう。
転倒、衝突、接触…、もしもあなたが自転車に乗っていて、不意なアクシデントに遭遇したとする。そのとき、頭部を守ってくれるのは、このエアバッグ「Hövding...
最近では、少しスピードの出るクロスバイクオーナーも、保育園の送り迎えのキッズたちも、ヘルメットを被っている。「スピードも出るし、もしかして自分も被ったほう...
「Onewheel+XR」には、レース用の太いタイヤが搭載されていて、オフロードでさえも駆け抜けることができます。最高時速30kmで走行することが可能なん...
ノルウェー企業が開発した「Podbike」は、小型自動車のような見た目をしているけど、電動アシスト自転車なんだとか。要するに、ペダルを漕いで初めて動き出す...
昔に比べれば増えたけど、それでもヘルメットを被らずに自転車に乗っている人はまだけっこう多い。そこには「デザインがちょっと…」とか「持ち歩くのが大変」という...
レイアウトにも気を使ったバイクストアが、日本でも増えてきました。でも、デンマークでオープンしたばかりの「United Cycling Lab & Stor...
建設されればされるほど、環境に優しい街が形成されていく。建築家Richard Moretaさんがデザインしたのは、ゼロエミッション化を実現する街づくりの第...
人類史上初、モトクロスバイクによる波乗り。とにかく、息を飲む大迫力のパノラマ映像。3分後、アナタも歴史の目撃者のひとりだ。命知らずのモトクロスライダー、ロ...
アメリカでの「Black History Month」で、2月にはアフリカ系の人々に敬意を表するイベントやキャンペーンが多く行われていて、Nikeは毎年の...
老若男女カンケイなし。裸になって、自転車でGO!そんな様子が話題になったこのイベント。一体何ゴト!?ここで紹介する「ネイキッド・バイク・ライド」は、201...
ニューヨークやロンドンの街角で、道路標識に一台の白い自転車が括りつけられているのを見たことがあるだろうか?いつも同じ場所に固定され、薄汚れた姿は、一見する...
自転車に乗っていると、いくら気をつけていても危険につながってしまうことがある。特に、視界の悪い夜はそう。減速したり、曲がったりする時は、自分なりに安全確認...
ウクライナのデザイン会社Hochu rayuが開発中の『Helmfon』は、衝撃から頭を守るものではなく、周囲の雑音から守るためのヘルメット。防音効果だけ...