今キテる!最新のワークアウトトレンドは「◯◯ピラティス」
K-POPアイドルが取り入れていることで話題になった「ピラティス」。
でも、器具を使用するマシンピラティスは、スタジオに通う必要があるし、レッスン料も安いとは言えない。
でも諦めないで!じつは今、誰でも簡単に家で始められる「ウォールピラティス」が最新ワークアウトトレンドとして話題になっている。
TikTokでは、すでにハッシュタグ「#wallpilates」が1370万回以上も再生されており、もはや一種のムーブメントになりつつあると言えるだろう。
「ウォールピラティス」とは?
ウォールピラティスとは、その名の通り、壁を使ったピラティスエクササイズのことで、通常のピラティスマシーンの足をかけるフットバーの代わりに、壁を補助がわりに使用する。
足を壁に押しつけながらさまざまなエクササイズを行うことで、それぞれの動きに抵抗が加わり、筋力をつけることができるのだそう。
ウォールピラティスは、器具を必要とせず家でもできることから、初心者でも簡単に始めることができるワークアウトのため、最近始める人が増えているんだとか。
「ピラティスは、自宅で楽しみながらできる、費用対効果の高いワークアウトです」とフィットネスインフルエンサーのRenée Mowatt氏は言う。
器具が必要ないからコスパもいいし、家でできるからスタジオに行く時間を節約できるタイパもいいなんて、やらない理由が見つからない!
期待できる効果とは?
初心者でも始めやすいというのもブームのゆえん。では、どのような効果があるのだろうか。
「ウォールピラティスは、安定性、バランス、強さ、コントロールの向上に最適です」とはピラティスインストラクターCallie Jardine氏の弁。
マット上でのピラティスとは異なり、通常、エクササイズに足を高く上げているポーズが多いため、血行が促進され、消化や睡眠が改善され、筋肉のけいれんが軽減される可能性があると、ウォールピラティスならではの効果についても彼女は言及している。
ということは、もしかしたらむくみの改善も期待できる!?
ウォールピラティスのように激しい動きを伴わない筋力トレーニングは、関節に大きな負担をかけずに筋力をつける効果的な方法であるという研究結果も。ただ、ウォールピラティスに特化した研究はほとんどなく、その利点の多くは、伝統的なマットピラティスの実証に基づいて推測されたものであることは知っておくべきだろう。
それでも、日常にウォールピラティスを取り入れることでメリットがあるんだとか。
ニューヨーク大学の運動生物学スーパーバイザーのHeather A. Milton氏は『TODAY.com』の取材にこう答えている。
「中程度の強度のエクササイズなので、体組成の改善や心臓血管の健康という点では、中程度の運動や激しい運動と同じ効果は得られませんが、ウォールピラティスをやれば、筋骨格系の健康が改善されるという効果が得られます」。
実際にMowatt氏は、10~30分のウォールピラティス・ワークアウトを週に4~5回の頻度で1ヵ月ほど続けた結果、筋力、柔軟性、コーディネーションが向上したと効果を実感したんだそう。
実際に挑戦したZama氏のYouTubeサムネイルからも、効果は抜群にありそうだ。
実際にどんなポーズをするの?
ウォールピラティスには、様々なエクササイズポーズがあるが、初心者向けの動画などで紹介されている3つのポーズを紹介しよう。
①レッグレイズ
壁に向かって仰向けになり、両脚を垂直に伸ばし、両腕を体の横に伸ばす。両足のかかとを壁につけ、片足ずつ45度の角度で上半身の方に持ち上げる。交互に20回繰り返す。
②ヒップブリッジ
まず、壁に向かって仰向けに寝転び、足を腰幅に開いて壁につける。ふくらはぎが床と平行に、太ももが少し斜めになるようにする。両腕はマットの脇で休ませる。
次に、お尻を床につけ、かかとから力を入れて背中をゆっくりマットから離し、ブリッジの姿勢になる。ゆっくりとスタートポジションに戻す。これを10~15回繰り返す。
③ウォールスクワットかかと上げ
背中を壁につけて立つ。ゆっくりと足を壁から離しながら、膝を90度に曲げてしゃがむ。足首が膝の真下にくるようにする。
壁座りの姿勢を保ったまま、かかとをマットから浮かせるように足の甲を転がす。かかとを下ろす。これを15回繰り返す。
SNSではこんなチャレンジも
自宅で気軽に挑戦できるウォールピラティスは、YouTubeチャンネル『Rachel’s Fit Pilates』を筆頭に、「ウォールピラティス28日間チャレンジ」が流行中。SNS上でフィットネスインフルエンサーを含め数多くの人が効果ややり方を発信している。
投稿を見ながら一緒に頑張れば、家で一人でやってても寂しさを感じることはないはず。
ぜひチャレンジしてみては?