【革命】ルンバ、ついに宿敵を克服

お掃除ロボットをお使いのみなさん、こんな“悲劇”に見舞われたことはありませんか。

「自宅の掃除を任せていたら、ロボットがペットの💩を轢いてしまい床中がフンまみれに……」

これは悲惨。部屋中にウンチが塗りたくられる上に、ロボ本体もダメになってしまっても不思議ではない。次いでよくあるのが、「ロボットがコードに引っかり、狂ったように旋回してグルグル巻き」。これもかなり厄介。せっかくの掃除ロボが散らかしてしまっては、元も子もない話。

そこで、おなじみの掃除ロボ「ルンバ」の最新機種が、これらの宿敵に挑んだ!

© iRobot/YouTube

最新型「Roomba j7+」に搭載されたのは、フンやコードを検知・回避する機能。それらしきものを発見すると、スマホアプリを通じて画像と一緒に警告までしてくれるらしい。

この“ウンチ対策”はかなり作り込まれていて、j7+に搭載された制御ソフト「iRobot Genius 3.0」と画像認識機能「PrecisionVision Navigation」を組み合わせ、AIにウンチを教えることで実現。

AIの訓練には100以上の「ウンチのフィギュア」を作成し、さらに10万以上もの「ウンチ画像」を使って識別できるよう訓練したそう。

なかなかの本気っぷりがうかがえる。

開発元の「アイロボット」社はこの機能にかなり自信があるようで、もしフンまみれになってしまったら本体を交換してくれるらしい。

しかも、サービスにはとってもユーモラスな名前までついていて、その名も「Pet Owner Official Promise 」。

略して「P.O.O.P.」、つまりウンチ。こんなふざけた名前だけど、略称が秀逸なところが憎めない......(ちなみに、上の動画の後半部分では、この「P.O.O.P」の可愛らしいロゴも確認できる)。

“掃除できないものは避ける”、この潔さが斬新。これからの時代、AIと人間が役割分担して生活する上でのお手本と言えるのでは?

さて、晴れて宿敵を克服したルンバ。次の目標も気になるところ。いつかは逆に、「ウンチを掃除するためのロボット」なんてものも開発されたりして(笑)

意表をつく、渾身の一台を作り上げた「アイロボット」。実用性とユーモアの絶妙なセンスに脱帽だ。

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Top image: © 2021 iRobot Corporation
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