あなたは共感できる?都合良すぎな「Girl Math」の考え方
支出や消費についてポジティブ且つオープンに語る海外のトレンド”Girl Math”をご存知だろうか?
そもそも”Girl Math”とは、「女の子」と「数学」という単語を組み合わせた造語で、ショッピングが大好きな女子が、発生した支出を肯定するために生み出した都合のいい考え方のこと。
例えば、
”モールへ行ったけど何も買わずに商品を見ただけだから、お金を貯めた”
”2万円のバッグを買ったけど同時にポイントをもらったから、次回の買い物のためのお金を稼いだ”
”現金で買い物をすれば口座残高は変わらないから、お金は減ってない”
”飛行機のチケットを1ヶ月前に購入したから、渡航当日はタダ”
”友達と食事に行った際にまとめて払っていた金額を後で返してもらったから、お金を稼いだ”
”ワンピースを購入すると、トップスとボトムスを分けて買うよりお金を貯めた”
”一度購入したものを返品したから、お金を稼いだ”
”10万円のバックを買ったが、毎日使うから日割計算すればタダ”
全く理に適っていない計算だが、この発想に共通しているのは、支出時の気持ちのアップダウンを計算に含めていること、そして、何かを得るときに支払いをするかしないかを感覚的に捉えているということ。
経済学者のTikTokerである@econwithsarahは、”Girl Math”は心理効果の一つ「サンクコスト(埋没費用)」の影響であり「お金を払った時点でそれは過去のものなので、現在の行動を決める際に考慮にいれないコストという扱いになる」と分析している。
真相は定かではないが、罪悪感なくショッピングしたい人なら共感できる部分もありそう。
一見意味のわからない考え方にも思えるが、支出に対するネガティブな気持ちをポジティブに変換できる画期的な方法なのかも?ただ、ポジティブすぎて破産なんてことにならないように注意して。