防護メッシュで覆われた「探査用ドローン」がかっこ良すぎる

まず見てくださいこの見た目!かっこいいでしょう?

ドローンにもいろいろなタイプがありますが、そのコントロールは難しそうな印象があります。その点この「Gimball」は、狭いところでも使用できるよう改良されたもの。衝突する前提で機体の周囲に防護メッシュを組んでいます。暗いところでも撮影ができるようにとクールなライト付き。

しかもこれ、ただビジュアルがいいだけではなく。探査機として大マジメにその活躍が期待されているシロモノ。

「狭い・暗い・険しい」
氷河の探査でも活躍!

環境科学に詳しいライターEmily J. Gertz氏は、「Take Part」にドローンが様々な分野の科学的調査で活躍していることを書いた上、その活用例を紹介しています。

「Gimball」を開発したスイス企業「Flyability」社は、世界でもっとも厳しい環境のひとつと言われているマッターホルンにあるレスキューチームと共同で、海抜3,500メートル地点の調査を行いました。これは、温暖化によって氷河にどんな影響があったのかを調べるもの。その様子を捉えた動画がこちらです。

人間が立ち入ることはもちろん、無事に戻ってくることも困難な、クレバスと呼ばれる氷河の割れ目の内側など、危険な領域でも様々なアングルで映像を記録できるようになりました。照明代わりにもなり、危険区域での救助活動など幅広く活躍が期待されています。

直径40cm、重さ500g、機動領域は500m圏内。最長12分間の飛行が可能で、バッテリー交換がカンタンにできます。いまだプロトタイプで改良を重ねている最中ですが、2016年の半ばには製品化を予定。産業用のため販売予定価格は25,000ドル(約300万円)とプロ仕様ですが、とても魅力的なドローンですよね。

Licensed material used with permission by Flyability
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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。