路地に家具を置いて、模様替えしちゃえ!(ポルトガル)

ポルトガル・アブランテスで行われたインスタレーション「DomestiCITY」は、公共の場に家族団らんの場と同じような空間をつくったもの。プロジェクトオーナーであるコロンビア人のアーティストたちが、いつも路地に座っている年配の人々から「家具が欲しい」との要望を聞いたことがきっかけです。

彼らは使われなくなったイスやテーブルを修理し、カラーリングして通りに設置。普段は何も起こらないただの通路を、リビングスペースのように模様替えしてしまいました。

路上でくつろごう!

壁には会話を促すための言葉や、話題を投函できるメールボックスが。そのほかにも、絵を描くための道具など、そこに集まる人々の行動を刺激するモノが選ばれています。

通りがかった顔見知りに「ちょっと座って行きなよ!」なんて声をかける人が出てきそうな雰囲気。休憩するにしても、公園のベンチとは違った居心地が味わえるかもしれませんよね。

設営に携わったクリエイターのMazzanti氏によれば、みんな口々に「家のリビングに居るみたいだ」と話していたそう。この一件は、テレビでも紹介されて話題に。

もしも毎日通るあの路地に、イスとテーブルがあったらーー。ひょんなことからご近所づき合いがスタートするなんてことも、ありうるかもしれませんよね。

Licensed material used with permission by Canal180, 180 Creative Camp and Domesticity
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。