世界最長の人工パルクールコースが、プロでさえ「しんどい」理由
天まで伸びるそり立つ奇岩がどこまでも続く、中国・湖南省の張家界武陵源。その代表的な観光名所「天門山」に、入り口から続く999段(およそ300m)の階段があります。まさしく、心臓破りの坂ならぬ「階段」。
ここに世界最長の人工パルクールコースが登場、プロフリーランナーのCalen Chanが挑みます。
もう一度言うけれど、角度45度。一歩踏み外せば、そのまま勢いで転がり落ちてしまいそう、捻挫や骨折覚悟の決死の挑戦。それを、一人称視点で記録したスリリングな動画をどうぞ!
いや、何がスリリングかって……ここ、コースですよね?
さぁ、始めよう!
Ready Go!
軽快に障害物をジャンプしていきます。
危ない!避けて!
おいおい、どこでくつろいでんのよ!
タイミングが悪かったら、ぶつかってしまうところでした。
いやいやいやっ、
後ろ、うしろ!
気持ちは分かる。でも、少し場所を考えて。
間一髪で観光客を避けて、コースを塞いでる人を避けて、
まさか人間も障害物となるとは、さしものCalenでさえ、想像していなかったかもしれません。
セルフィーを撮っている人がいたり。
オジさん、そこどいて!
これ、一応は規制線が敷かれていて、観光客のルートとは分かれていたようですけどね。それにしても、やりたい放題。
最後は、倒れこむようにして
GOAL!
どうにかこうにか、GOAL!
道中、幾度となくヒヤッとさせる場面がありましたが、最長コースを走りきったCalenでした。
それにしても、見るほどに恐ろしい長さ。スタートラインが霞んで見えます。人工のものとしては、おそらくこれが世界最長、しかもこの角度。いやはや、おつかれさま。
だけど、聞いていちばんビックリしたのは、この動画を撮影するため、GoProを口にくわえながら降りてきたという事実。これまたスゴっ!
Licensed material used with permission by Calen Chan