進化が止まらない!「フラフープ」の魅力

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

フラフープ、国内販売スタート

ハワイの伝統舞踊「フラ」のように腰を使って遊ぶ「フープ(輪)」。ゆえに「フラフープ」。

とんでもなく直球&どことなく力技なネーミングだけど、じつはこの名称、れっきとした登録商標。1948年に創設されたアメリカの玩具メーカー「Wham-O(ワムオー)」のみが使える商品名であり、同企業の製品以外は「フープ」などと呼称するのが正解です。

紀元前より遊具や健康器具として親しまれてきた、植物の蔓(つる)などを使用した輪形状のものをプラスチック素材でアップデートし、1957年、「Wham-O」社が「Hula hoop」として発売。翌'58年、アメリカで大ヒットを記録します。

その年の10月18日、つまりは63年前の今日、日本に上陸を果たした非常にシンプルな構造の玩具がデパートや玩具店で販売開始されると、どこもかしこも長蛇の列に。1ヵ月で80万本を売り抜いたといいます。

その後、フラフープとその遊び方が原因とされる子どもたちの体調不良が問題視(※)され、ブームはわずか3ヵ月ほどで終焉を迎えることとなるのでした。

が、現在、フープが新たなパフォーマンス手法として再び話題となっているのをご存知でしょうか?

“フーパー”と呼ばれる愛好家たちによって進化した、フープの新境地──それが「フープダンス」です。

© devinsupertramp/YouTube

フープの数千年にわたる歴史とシンプルな作り同様、どこかプリミティブな雰囲気を漂わせるダンスシーンにおけるニュージャンルは、レイブカルチャーやヒッピー文化、マインドフルネスのムーブメントやマイノリティコミュニティなどとの交流によって、かつての遊びとは異なる価値をもって、現代に根付きつつあります。

情報過多ゆえに、目の前のモノやコトを複雑に捉えがちな現代。もっとシンプルに考えてみることで、思いがけず“進化”が訪れることもあるのかも......。

※当時の厚生省(現在の厚生労働省)の調査によるとフープと体調不良の因果関係を示すデータは見つからなかった。

Top image: © iStock.com/AleksandarNakic
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。