1997年製のプリクラが撮れる「養老ランド」の魅力。

クリームソーダ、喫茶店、昭和歌謡、古着──。

レトロ好きの私は、旅行先も“レトロな場所があるかどうか”で決めています。生粋のレトロトリッパーです。

で、最近訪れたのが、岐阜県にある「養老ランド」。

©2022 NEW STANDARD

山の中にぽつんと現れる、メルヘンチックな遊園地。敷地面積は東京ドームとほぼ同じくらいだそう。約20個のアトラクションのほか、「動物ふれあい広場」や「釣り堀」なども併設しています。

窓のないカラフルな観覧車、(ちょっとスリリングだけど)可愛くないですか^ - ^♡

入場料は、大人(中学生から)600円、小人400円とリーズナブルで、乗り物に乗るときに券を買うスタイル。「浅草花やしき」と同じですね。

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乗り物によっては、乗りたいときに“呼び出しベル”を鳴らしてスタッフを呼ぶシステム。まさかのファミレス方式です(笑)

というのも「養老ランド」は、裏方も入れてスタッフ5名ほどで運営しているんだそうで……。それでも来園者を楽しませる仕掛けがいっぱい。

たとえば、同園は乗り物の名前が独特です。「ワンダーホイル」「クレイジーオットセイ」「ロックンロール」とか。どう動くのか想像しにくい、わくわくするネーミングセンス。

おまけに園内で流れる音楽は、ザ・レトロな謎のメロディ。抜かりない。作られすぎていない、絶妙なレトロに溢れているのも魅力です。

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まだまだあるんです。

じつはここ、レトロ好きの間では有名で一部のZ世代からも熱視線の、あるものが存在するんです。これ目的で訪れるといっても過言ではない!っていう。

それが、初代プリクラ機『NEOプリント』。

1995年に製造された初号機は、2年後にバージョンアップされたみたいですが、初代は日本でももう養老ランドにしか残っていない、伝説のプリクラなのです(他の地域で見つけた方はご連絡ください🙏🏻)。

お父さんやお母さん世代が撮った、レトロでかわいいプリクラを今でも楽しめる。それが若者たちに人気のワケです。

もちろん、私もNEOプリント目当てでした。ドキドキ……!

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これだ、あのインスタで見ていたプリ機だ〜!!

えっ……調整中!? 泣きました。

というのも、このNEOプリントのメーカ-は既に廃業していて、現在は新しい部品も手に入らないんだとか。機械が故障するたび、養老ランドのスタッフが一生懸命に全国から部品を探し出して修理をし、NEOプリントを撮りたいみんなのために頑張ってくれているわけです。

みんなで協力して維持している、これもまたレトロな物のいいところです。あったかい。

養老ランドのブログでは、「復活したプリクラも約20日間、約400枚で再びダウン」と記載がありました。20日間で400枚?凄まじい人気っぷりです。

撮れなかったのは残念だけれど、どこか懐かしさのある、レトロな遊園地に大満足でした。

 

いつかリベンジを夢見て、また岐阜を訪れようと思います。
長生きしてください。NEOプリントさん🌈

 

『養老ランド』

【住所】岐阜県養老郡養老町養老1155-2
【営業時間】9:00~17:00
【定休日】火曜日
【公式ホームページ】https://www.yourou-land.com/
【公式Twitter】https://twitter.com/yourouland
※「NEOプリント」がお目当ての方は、ホームページ内のブログかTwitterにて運転状況の確認をおすすめします。

「おやつなトピック」って?

Z世代のインターンから、この道うん十年のベテラン編集者まで、TABI LABO“ナカの人”がリレー形式で担当するコラムです。

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おやつなトピック
甘いものに手を伸ばす代わりに
小腹を満たすコラムはいかが?

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Top image: © SHUHEI KOBAYASHI, 2022 NEW STANDARD
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。