世界で最もタフで応用性が高い素材!?「Braeön」とは。

紙のように薄く、鉄のように硬く、プラスチックのように加工できる。

それだけ聞くと夢のような素材ですが、アメリカで開発され、クラウドファンディング「Kickstarter」に登場しました。その名も「Braeön」。

キャンプやDIY、山登りや海遊び、様々なシーンで使えそうですが、もう少し詳しく見ていきましょう。

お湯につければ柔らかく
冷えれば即固まる

「Braeön」は高強度かつ軽量なプラスチックリボンで、その使い方はとても簡単。まずは60℃以上のお湯につけて温めます(熱風でも可)。その後、加熱しながら形を作り、固定すればOK。冷えると自然に固まります。

調整したい場合は再び加熱すれば、加工できるようになるとか。

金属に匹敵する
圧倒的な強度

なんだか細い養生テープのような頼りなげな見た目とは裏腹に、その強度はスチール並みで圧倒的。引っ張り強度はおよそ1トン。

見るからに屈強な、アメリカの力自慢たちが本気を出しても、一向に切れません。

一旦硬化すると、チェーンソーで切るのもひと苦労するレベルに。

重量物の牽引からギプスまで
使い方はアイデア次第

温めれば簡単に形状を変えられるため、かなり使い勝手が良く、とくにアウトドア派の人なら使いたいシーンが次から次へと思い浮かぶはず。

ワイヤー代わりに使えば、ボートの牽引だってなんのその。

自分の手にぴったり合った、ナイフの持ち手なども作れます。

ケガをしたときには、ギプスの代わりにまで。

しかも、30mで500gほどときわめて軽量なので、バックのなかに忍ばせておくのも苦じゃありません。

この「Braeön」、すでにKickstarterで75,000ドル(約800万円)の支援を集め、現在はプロジェクト受付終了の模様。

市販されるかどうかはまだ未定ですが、その信憑性の確認やテストも含めて一度使ってみたいという人は多いはず。

Licensed material used with permission by Braeön
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。