強制的に「トイレの前」にも手を洗わせる、意外な仕掛けとは?
トイレで「小」をする時、男性は手で大事なトコを触るもの。
でも、手のひらには無数の細菌が潜んでいるから要注意。これが、原因で病気になってしまうケースも多くあるらしい。つまり、トイレ後に手を洗うのは常識だけど、トイレ前にも手を洗った方が衛生的というワケ。
そこに目をつけた解決策がコレなのだ。
トイレ前に手を洗うことを
習慣づけさせるアイディア
しかしながら、僕自身も含めた男性陣は、トイレ前に手を洗うなんてほとんどしない。
ならばと開発されたのが、トイレのドアノブをソープ用ディスペンサーに変えちゃうといったアイディア。ドアを開けようとすると自動的に液体ソープが手に落ちてくる仕組みなのだ。
これなら、男性にトイレ前に手を洗うことを習慣づけさせることができるかもしれない。実際、ペルーのショッピングモールや大学の公衆トイレで実施中のようだ。
じつはペルーの石鹸ブランド
のプロジェクトだった
このクリエイティブなアイディアを仕掛けたのは、ペルーにある広告代理店Y&R リマのクリエイティブ・チーム。クラアントであるペルーの石鹸ブランド「MATI」に直接、提案を行ったそうだ。そのチームの1人に直接、話を聞いてみた。
Q:このアイディアが生まれたプロセスは?
A:手を洗う習慣をいかにつけさせるという課題が出発点だった。テレビCMやラジオCM、ポスターなど既存のメディアを上回るインパクトのアイディアを探していたんだ。そこで、チーム内で何度もブレストして出てきたのがこのアイディアだったのさ。Q:実施した時は、どんな反応だった?
A:人々は、とてもポジテイブな反応を示してくれた。だから、僕たちはこのプロジェクトを今年のCannes LionのHealth and Wellnessのカテゴリーへエントリーしたんだ。チーム一同、賞が獲れるんじゃないかって期待しているよ。
トイレ後ではなく、トイレ前に手を洗う。もうすぐ、それがスタンダードになるかもしれないなぁ。もっと詳しく知りたい人は、以下の動画を要チェック!