「自分を傷つけることで楽になる」聞きたくない言葉だった。

「自傷」は、とても複雑な精神状態が生む行為。なぜ自分自身を傷つけ、痛みを感じなければならないのか。正直、理解できない人が大半かもしれない。

動画メディア「Cut」は、自傷経験のある女性たちを呼び集め、そんな彼女たちのありのままの声を記録しました。

切りはじめたきっかけ

「中学の時に、鬱・不安障害と診断されたの。この世の終わりかと感じたわ」

「私の鬱には怒りがあって、他人に対して攻撃的になってしまうの。でも思い返してみると、とても罪悪感を感じて、なんで他人にこんなことしてしまったの?自分はここにいるべきではない、生きるべきではない、と思ってしまうの」

「以前、とても不健康で不安定な恋人との関係があったの。そんな中、とても切れ味のあるナイフを調理用に買って使ったんだけど、偶然腕を切っちゃって」

どういう気持ちになる?

「友達に“考えることが楽になるよ”と言われたから始めてみたんだけど、でも本当はその考えが奥に押しやられるだけなの。ただ、いつの日か10倍になって戻ってきたりするのよね」

「罪悪感を少しでもなくす時に切っちゃうんだけど、他の罪悪感が積み重なってしまうわ。例えば、他の人に傷をみられたらどうしよう、どんな風に思われるんだろうって不安が出てくるの」

今はどう?

「友達が学校のカウンセラーに相談したら?と気遣ってくれた。はじめはその人たちが大嫌いだったけど、今思うと、とても感謝しているの。私のことをすごく心配してくれて、本気で向き合ってくれたから」

「ここ最近はしようと思わなくなったわね。セラピーのおかげだと思う。そういう機会で、一気に吐き出せてとても助かったわ」

「私は、グループセラピーに通い始めたの。他の人たちも同じ気持ちであることを知れるのは、私の支えになるの」

「今は、別の習慣を身につけているわ。例えば、外へ出て散歩したり、ドライブしたり。あと大音量で音楽を聴いたりね」

「私は毎日ペンやマジックを持ち歩いているの。それで自分を切りたくなった時は、絵を描き始めることにしているわ。絵を目の前にすると、視覚的に落ち着くし、他の人も自分も傷つけないしね」

今回出ている女性たちは、「自傷」を乗り越えたり、または乗り越えようとしている人たち。周りの支えや認識があったからこそ、今の彼女たちがあるのです。もし身近にこのような人がいたら、積極的に声をかけてあげることで、サポートできるのかもしれません。

Licensed material used with permission by Cut, (Youtube), (Facebook), (Twitter)
22歳のSonaksha Iyengarさんは、インドのバンガロールを拠点に活動するアーティスト。彼女が描くイラストシリーズ「#AtoZofMentalH...
イラストレーターとして活躍するArt Yeuh! Studioは、「空白不安症候群」を患っています。初めて聞く名前の人も多いと思うのですが、これは精神障害...
心の病を抱えた家族とともに暮らす、アーティストのJoshua Mielsが描いた肖像画。何層も塗り重ねられたカラフルな油絵の具は、彼が心に秘める感情があら...
聴覚に障害のある人たちに、ある質問をした「Cut」のインタビュー動画がいま注目を集めています。彼らにとって、それはとてもデリケートな問いかけ。「今までされ...
木造注文住宅を手がける「アキュラホーム」が期間限定で販売をはじめた「地球と家計にやさしい家」は、ウイルス対策を標準化した“新しい生活様式の家”だ。
「心の病」でありながらも、タブー視されがちなメンタルヘルス。メンタルヘルスをもっと世間に知ってもらおうと、自ら鬱や不安症と戦っている有名人たちの経験談を紹...
「社交不安障害」とは、自身への否定的な評価に強い不安を感じてしまう精神疾患の一つ。かつては「社会不安障害」と呼ばれていましたが、2008年により実態に近い...
英・テレグラフ紙のインタビューで先日、母の故・ダイアナ妃の死がきっかけで心を閉ざし、精神的に苦しい時期を過ごした期間があったことを告白した、英王室のヘンリ...
あらためて話題となっているのがゲーム障害だ。この問題は中国だけでなく、世界中で危惧されている。今年の5月には世界保険機関(WHO)がゲーム障害を“国際疾病...
時々セレブが患っているとしてその名があがる、強迫性障害(OCD)。あなたはどれほど説明ができるだろうか?身近でこの疾患にかかっている人がいなければ、詳しい...
マッサージ+ストレッチ+運動、3つの機能をすべてひとつにしたマッサージアイテム「バランスアップ」が、年末年始にたまった身体をコリを吹き飛ばす!?
Rand Jarallahさんは自分の顔をキャンバスとして利用し、SNSを中心に様々な社会問題を訴えている。そんな彼女にアーティビズムとは何か?アーティビ...
重さのある布団をかぶって寝ることで、不眠症やうつ病をはじめとする精神疾患の症状を改善するとの研究結果が報告された。
精神的なことは、目に見えないからこそ周囲に伝わりにくい面がある。が、周りが思う以上に、症状が悪化していることも。不安に襲われパニック発作を起こしたことがあ...
これまでメンタルヘルスの記事を書く度に、実は気になっていたことがある。啓発団体やキャンペーンなどが、「何かあればココへ」とサポート団体やコミュニティーに繋...
エックハルトは、現代を代表する精神的指導者。「The Power of Now:悟りを開くと人生はシンプルで楽になる」「A New Earth:意識が変わ...
台湾を代表する映画監督、ツァイ・ミンリャンが手がけ、ヴェネチア国際映画祭で発表&絶賛された『蘭若寺の住人』が、東京・六本木の「ANB Tokyo」にて期間...
「バーガーキング」は今年から、すでに支援していた男子チームと同じ条件、同じレベルで「スティーブニッジFCウィメンズ」も後押しすることを決定。手始めに「バー...
不安を感じやすいって悩んでいる人がいるのなら、「Asap Science」の動画を見て欲しい。見たからって決して解消されるワケじゃないのだけど、なぜ不安に...
他人を精神的に追いつめる人に共通する「13のこと」をご紹介。あなたも知らないうちに被害者になっているのかも。
でも、もし何ヶ月も不安な状態が続いていたり、何度も症状が繰り返されるようなら「全般性不安障害(GAD)」を疑ってみたほうが良いかもしれません。8つのサイン...
不安障害、パニック発作、うつ。昔に比べると「心の病」についての理解が進んできたとはいえ、まだまだ見ためには分からない病気を抱えた人たちは、生活に苦労が絶え...
目の見えない人に「あなたはレイシストですか?」と聞く「Cut」の動画。視覚障害者は肌の色が見えないので差別はないのかと思いきや、訛りや話し方で予想するとい...
これまで3,000人の糖負荷検査を行ってきた医師の溝口徹さんは、20年に渡って「うつ」や「パニック障害」など精神疾患の治療にあたってきた人物。近著『「血糖...