今さら聞けない「ポケットチーフの折り方」を、動画でコソっと学ぶ。

結婚式などのドレススタイルで欠かすことのできないポケットチーフですが、正しい折り方を知らないという人も意外に多いのでは?

あまり着飾ることのできないスーツスタイルだからこそ、チーフのような小物が重要になります。ここでは「Presidential Fold」と呼ばれる基本にして万能の折り方をはじめとしたいくつかを紹介します。

覚えておきたい基本の折り方
『Presidential Fold』

最も基本的で簡単な折り畳み方です。クラシックでシンプルなので、フォーマルなシーンでよく用いられます。

まず広げたチーフを左から右に向かって半分に折ります。

次に右から左に向かってさらに半分に折ります。

上下に折り重ねます。

ボトムを折り曲げ、長さを調整します。

綺麗にチーフが覗くように胸ポケットに入れれば完成です。

『One-Point Fold』

One-Point Foldはシンプルな三角形が胸ポケットから覗く形で、ビジネスシーンやカジュアルな機会に使うことができます。

まず、菱形になるようにチーフを広げます。

下から上に向かって半分に折ります。

さらにもう半分に折りたたみます。

左右の角を中央に向かって折り込みましょう。

長さを調整して、三角形が覗くように胸ポケットに入れれば完成です。

『Two-Point Fold』

Two-Point Foldは三角形の山が2つポケットから覗くような形で、より胸元を印象的に見せることができます。見える範囲が広いので、柄のあるチーフで折るのもおすすめです。

菱形に広げたチーフを下から上に向かって折りたたみます。

このとき、頂点を少しずらすようにしましょう。

左右の端をそれぞれ折りたたみます。

余った部分は外側に折りたたみましょう。

長さを調整して、裏返してポケットに入れれば完成です。

より華やかで
印象的な折りたたみ方も

チーフの端が王冠のように見えるこの折り方は、The Crown Fold、もしくはThree Peak Foldと呼ばれ、スーツスタイルのポイントとしてより印象的に演出してくれます。

Cagney Foldは先ほどのThe Crown Foldの発展形です。俳優のJames Cagneyにちなんで名付けられた象徴的な折り方で、最も注目を集める形のひとつでしょう。

Winged Puff Foldはより正式な場面で用いる折り方です。綿やリネン、シルクなどの素材のチーフを持っている方は、挑戦してみてください。

最後に紹介するのはThree Stairs Foldです。見た目はとても美しい折りたたみ方ですが、他に比べると工程が複雑なので雑にならないよう練習する必要があるかもしれません。複雑な分、折り方をマスターすればあらゆるシーンで注目されることでしょう。

後半になるにつれて折り方が難しくなりましたが、ぜひ基本のPresidential Foldから挑戦してみてください。チーフの色は、なるべくネクタイと合わせないようにして、スーツと上手く調和するカラーを選びましょう。

紳士のたしなみとして、ポケットチーフの使い方をマスターしたいですね。

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