「ヒートナビ」を知らないあなたは、10年以上損しているかもしれない
圧倒的な “品質” にこだわる日本生まれのブランド「デサント」には、10年以上愛されている防寒素材があるんです。
「ヒートナビ®️」というその素材の特徴は、ズバリ+5℃ *。しかも着心地は柔らかく、スポーツウェア開発が根底にある、というのが安心です。
このヒートナビは、アスリート向けだけでなく、ゴルフウェアから街着用のダウンジャケットまで、さまざまなブランドに採用されているにもかかわらず、世の中に「ヒート○○」を謳う商材があまりにも多いせいか、試したことすらないという人も多いんです。
+5℃なら
誰が着ても分かる
* デサント社従来のポリエステル素材とヒートナビ素材の下記条件下での温度差であり、着用状態を表すものではありません。一定条件下での10分後の上昇温度差[試験条件・環境:20℃、湿度65%RH。レフランプ下端より試料まで30cm、写真用レフランプ500w]
「+5℃の秘密」は、光のほぼすべての波長領域を吸収して熱をつくりだす、というところ。さらに、表面積の広い特殊な断面の繊維に炭素系無機物質を練り込むことで、さらに光の吸収率をアップ。
……というのが大まかな説明ですが、正直こういう話が苦手な人は「デサントの+5℃暖かくて着心地のいいウェアがすごいらしい!」と覚えてもらえれば大丈夫。
では、なぜ5℃なのか?
だいたい+3℃あれば体感できると言われるものの、ヒートナビが目指したのは “誰が着ても体感できる” というさらに上の世界。これには実際にフィールドテストを重ねて、数値だけでは分からない「人間の感覚」を大切にしたそうです。
研究開発の拠点「DISC」を見たら
納得せざるを得ない!
デサントの開発執念とも言うべきか、そのヒントは大阪にありました。
スペックも開発スピードも、より “速さ” を求めて2018年に誕生したのが、DISCという研究開発施設。
DESCENTE(デサント)
INNOVATION(イノヴェーション)
STUDIO(スタジオ)
COMPLEX(コンプレックス)
のイニシャルを施設名に掲げていて、スポーツウェア開発における国内有数の規模感であることは一目瞭然!
ヒートナビは10年以上も前に開発されているので、厳密には “ここ” でプロジェクトが進んだものではありません。でも、DISCにはデサントの開発魂が受け継がれている……どころか、すべてが凝縮されたことでパワーアップしていました。
「試したほうがはやい」がすぐできる
たとえば、「スポーツパフォーマンススタジオ」。
DISCの外周には200mのトラックがあり、途中に屋内のスタジオを経由することで様々なパフォーマンスデータをその場で検証できます。
「創る」に特化したチームの心強さ
サンプル作りまでの驚異的なスピード感は「プロダクションスタジオ」の職人さんたちが支えています。
型紙作成から縫製まで、全工程をDISC内で!
評価検証までスムーズに
「機能・品質評価ラボ」があることで、耐久性などの品質チェックをDISC内でスムーズに完結させられることも、スピード感やクオリティキープという面で大きなメリットになるそうです。
極寒や豪雨などのシチュエーションも!
気象条件がコントロールできる「クライマート」では、−30℃〜60℃まで検証できます(もちろん湿度も調整可能)。19のパーツで構成された独自の発汗マネキンを使うことで、より詳細なデータが拾えるとか。すごい……。
また、最大80mm/hの猛烈な雨を降らすことができる「人工降雨室」をつかえば、耐水性や撥水性のチェックもできます。
曇りでも暖かい、着膨れしない。
すごいぞ「ヒートナビ」
話を、ヒートナビに戻しましょう。
「デサントのウェアって高いでしょ?」という声を聞くことは少なくないですが、今回DISCで研究開発の最前線を見せてもらったことで、果たしてそうかな、というギモンが湧いてきました。
「+5℃」を掲げるヒートナビも、パフォーマンスの維持や、より美しい発色を実現するために、糸だけでなく編技術や織技術までとことん試行錯誤されています。その結果、太陽光が弱い冬場でもしっかり光を熱に変えられる、という革新が起きたわけですから。
きっとヒートナビが一着あれば、冬のアウトドアがしたくなるし、ウィンタースポーツに行きたくなる。そんなふうにライフスタイルをも変えてくれそうなウェア。持っておいて損はないと思いますよ。