ドライバーよ刮目せよ!ランドセル型の「速度計」
通学中の交通事故から子どもたちを守る方法は、標識や交通指導員以外にないのだろうか?
今年秋、「ケベック州自動車協会(SAAQ)」の安全運転啓蒙キャンペーンの一環として、とある広告動画が公開された。
© TNSense Inc / YouTube
テック企業「TNSense」が仕掛けたのは、通学路の子どもたちに、ランドセル型の速度計「Live Radars(ライブ・レーダーズ)」を背負わせることで、リアルタイムでドライバーに走行速度を知らせるという作戦。
子どものそばを通り過ぎるときに、通学路の制限速度30km/hを超えていた場合、赤く表示される数字を目にして、ドライバーたちはハッとした表情を見せた。
実際に動画内では「子どものランドセルを見てすぐに速度を落としたよ」「あんな物を見たことがなかったから、とても考えさせられたわ」「私は速すぎました」などのコメントが紹介されている。
不特定多数が利用する公共交通機関の利用を避け、徒歩や自転車での通学が増加する今、子どもたちをどのように守っていくかを、保護者もドライバーも再度意識する必要があるだろう。
Top image: © TNSense Inc.