思わず見ちゃう!15種類の「エコー」をつなげて1曲の歌にしてみた

子どもの頃、トンネル内でパチンと手を叩いたり、あ〜♪(なぜか決まって「あ」)と声を出しては、音の響きを楽しんだもの。

この反響・残響効果をより細分化して、15の施設でプロの歌手が歌った曲を1本に繋ぎ合わせた実験動画がこちら。建物室内にこだまする“その音”に注目しながら、耳をそばだててどうぞ。

建物の奏でる“歌”を聞け

ウィーンに拠点を置く映像制作会社「TOUCHÉ VIDEOPRODUKTION 」が制作したこの動画は、ひたすらに「音」が持つ可能性だけを追ったプロジェクトを敢行。じつに200回以上のテイクを繰り返し、撮影には約2日を要したそう。

フランス人シンガーソングライターJoachim Müllnerさんによるアカペラは、撮影された場所ごとに、音質も音域もまったくの別のも。もちろん、音声には一切エフェクトがかけられてはいません。

以下は、2013年に公開されたドラムバージョン。こちらは屋外で撮影されたものですが、地表や周囲の環境によって、やはり音の響き方がまったく違って聴こえるはずです。

映像も音源もデジタル加工が当然の時代に、逆に“生音の迫力”に魅せられる。そんな実験動画では?

Licensed material used with permission by TOUCHÉ VIDEOPRODUKTION
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。