人と人との違いや共通点に焦点を当てたCM『ALL THAT WE SHARE』

デンマークのテレビ局「TV 2 DANMARK」は、収入や住んでいる場所、職業、年齢などで参加者を分類し、質問によって再度グループ分けをする実験動画を撮影しました。

オランダ語で制作されたものでしたが、反響が大きく、視聴者の要望に応えて英語版を国際展開することになりました。人と人との違いや共通点を、あえて強調して見せています。

あらかじめグループ分けされた人々

「クラスの人気者だった人は?」など
さまざまな質問で再度グループ分けを行った

新しいグループができる

「養子を育てている人は?」
「いじめられたことがある人は?」
「いじめたことがある人は?」
「落ち込んでいる人は?」
「愛し合っている人は?」
「孤独な人は?」
「ダンスが好きな人は?」
「バイセクシャルの人は?」

別々の場所からお互いを見合っていた参加者たちが、新たなグループに集まっては、それぞれ自然と微笑み合うようになっていきました。なかには、ひとりの場合も。

「バイセクシャルの人は?」という質問に
ひとりで前に出た男性

男性に拍手を贈った80名の参加者たち

実験が終わったあと

参加者のほとんどは、嬉しさや温かさを感じたと感想を話し、ハグをしたり、握手をしたり、和やかな雰囲気で実験は終わったと言います。

制作チームがここで表現したかったのは、人と人との間に分かち合える部分がたくさんあるということを知り、分け隔てることよりも、どうしたらひとつになれるのかに焦点を当てることでした。

バイセクシャルの男性がひとりで前に歩みを進めたとき、その勇気に対して参加者たちから自然と拍手が贈られた瞬間は印象に残ります。

Licensed material used with permission by TV 2 DENMARK
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。