犬の出産時も休んでよし!驚きの制度をつくったビールメーカー
スコットランドのビールメーカー「BrewDog」。ある日社員たちに、オドロキのお知らせが届きました。
“ワン”休制度
設立のお知らせ
2017年02月
【犬のための産休制度ができました】
BrewDogの社員は、愛犬が出産をする際、休みを取ることができるようになりました。・対象者:BrewDog 全社員
・開始日:2017年2月〜
・制度内容:愛犬の出産に合わせ、一週間の有給休暇を取ることができる。
〜共同設立者・James Wattからのメッセージ〜
弊社の社員には、犬を飼っている方が多いですが、仕事と赤ちゃん犬の世話を両立させるのは、決して簡単なことではありません。そこで、社員の負担を少しでも減らすために、この制度を設けることにしました。一週間仕事から離れて、赤ちゃん犬の面倒をしっかりと見てあげてください。
犬も家族だから
産休があってしかるべき
社名に「Dog」が入っていることからもわかるように、愛犬家が設立した企業。公式WEBサイトでも「2人と1匹で創業」と記載されていて、犬も共同創業者としてカウントされているほど。
そんなBrewDogが制定した「犬のための産休制度」は、アメリカでは史上初、イギリスでは業界初の制度だそうです。
人間の出産はもちろん大変ですが、犬にとっても出産は命がけ。そして、犬は家族も同然。だとすれば、産休もあってしかるべき。
そんな考えから生まれたこの制度、発表されたときから社員の間でも大きな話題になり、すでに5人が利用しているとか。他に、同じ制度を導入しようと検討している企業もたくさんあるそうです。
もっと働きやすい
職場を作りたい
ちなみにBrewDogには、仕事中に犬を家に置いてくるのが心配…という社員向けに、職場に犬を連れてきてOK(ただし業務中は良い子にできる子に限る)という制度もあります。
もちろん犬だけでなく、人間の赤ちゃんともゆっくり過ごせるよう、普通の産休制度も保証されています。
「今までにも、新しく産まれてくる赤ちゃん犬の面倒を見るために、休暇を取っていた社員はいたんです。そんな社員たちがもっと働きやすい職場にしたいと思い、この制度を作りました」
とのこと。
ライフスタイルが多様化するなか、それぞれが大切に思うものに時間をかけられるようになるのは、とても素晴らしいこと。
いつか日本でも導入する企業が出てくるかも!?