出張、月のミュージアム。
古代から見上げる人々の心を癒やし、宇宙への夢と憧れを象徴する存在であった月。
イギリスのアーティストLuke Jerramさんは、NASAが撮影した画像を元に、現物の50万分の1サイズの月のインスタレーションを作りました。リアルな質感と、ぽっかり浮かび上がるその姿はツアーで巡る世界の人々を魅了しています。
月への憧れを実感できる
インスタレーション
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「Museum of the Moon」はNASAの詳細な月面画像を参考に作られた直径7mのインスタレーション作品です。最新技術によって再現された月のモデルは、日頃目にすることができない細部や裏側まで観察することができ、月の研究がどれほどまでに進歩してきたかを目の当たりにすることができます。
風船のようなゴム素材で作られているため、中にヘリウムガスを入れるとまるで本物の月のように浮かび上がります。
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見せてくれるのは、ただ科学が進歩したという素晴らしさだけではありません。
月は、人類が誕生して以降、常に私たちの生活に深く関わってきた天体です。神話や信仰に大きな影響を与える存在であり、また定期的に満ち欠けすることから暦として人の生活に欠かせない存在でした。
人間の根幹にある月への憧れや親しみを、「Museum of the Moon」は呼び起こします。
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展示される場所によって表情が異なることに気付くでしょう。
屋内、屋外だけでも随分見え方が違いますが、各国でどのように月が観測されてきたか、その解釈によって作品は大きく印象を変えます。
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浮かび上がる7mの月の側では、BAFTAとIvor Novello賞を受賞した作曲家Dan Jones氏が作成した月のイメージのサラウンドサウンドが流れます。音楽と光の融合は、見る人により深い感動を与えることでしょう。
また、各会場では、月にちなんだイベントもプログラムされています。
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日本から直接展示を見に行くことは難しいかもしれませんが、こうしてビジュアルを眺めているだけでも、心が惹かれるのを実感できますよね。まだまだ「MUSEUM of the MOON」の魅力に触れたい人は、是非こちらの動画もお楽しみください。